先月、日本を訪れた中国人観光客はおよそ56万人で、今年最も少なかったことがわかりました。
政府観光局によりますと、先月、日本を訪れた中国人観光客は56万2600人で、去年の同じ月と比べ3%増えたものの、今年だけで見ると最も少なかった3月のおよそ66万人を大きく下回りました。
先月の高市総理の台湾有事に関する答弁をめぐり、中国側が日本への渡航を自粛するよう呼びかけていることなどが影響しているということです。
一方、全体の訪日外国人旅行者数は351万8000人で、前の年の同じ月と比べおよそ10%増えました。紅葉シーズンで欧米や東アジアを中心に観光客が増加したことが要因だということで、アメリカや韓国などからでは11月として過去最多を記録しました。
1月から11月までの合計は3906万5600人で、1年間で過去最多を記録した去年のおよそ3700万人をすでに上回っていて、インバウンドは好調な状態が続いています。
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