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若者も注意!寒さで急増する“3大ぎっくり” 予防のカギは「寒冷順化」と「つま先立ち」【Nスタ解説】

国内
2025-11-25 20:25

日常生活の何気ない行動の中に腰や膝など、急激な痛みが出る“ぎっくり”が潜んでいます。


【画像を見る】「階段を下りる」時の“ぎっくり膝”の対策は?


若者も注意!?急な冷え込みで「ぎっくり膝」に…

井上貴博キャスター:
冬になると“ぎっくり”が怖い人もいるかと思います。

“3大ぎっくり”とは、▼ぎっくり腰、▼ぎっくり背中、そして、この時期に注意が必要なのが▼ぎっくり膝です。


平井整形外科クリニックの平井志馬副院長によりますと、「ぎっくり膝」とは急な冷え込みで、血管が多い膝の筋肉が硬まってしまいます。そのうえで、急な動きなどをきっかけに膝に激痛が走る症状をいうそうです。

女性は男性より筋肉が少ないため、若年~中年の女性がなりやすいそうです。


また、“ぎっくり膝”になる人が多いのは朝です。朝は体が温まっていないからなりやすい、と想像がつくかと思います。


平井副院長は、ベッドから下りる時など「朝のぎっくり膝に注意」が必要だといいます。対策法として、“仰向けで膝を曲げ伸ばし”することを挙げていました。血流を良くしてあげることで体が温まるので、対策の1つになるそうです。


ぎっくり予防には「寒冷順化」が重要!医師が紹介する簡単な運動

井上キャスター:
“3大ぎっくり”の予防方法について、愛知医科大学病院の佐藤純医師に聞きました。
「急な寒さで寒冷順化ができていないと、体に急な痛みが出る」とのことです。

夏になると、「暑さに慣れていきましょう」という暑熱順化の話がありましたが、今度は「寒さに慣れていきましょう」という寒冷順化です。

近頃の季節は四季ではなく二季になったと言われるほど、急に寒くなります。そのため体も驚いているので、徐々に寒さに慣れていきましょうという「寒冷順化」が大変重要だということです。


そのためには、無理をせずにですが、外に出てみる、体を慣らしてみるのが良いとのこと。その際、重要になるのが、体温調節をする血管が多い箇所である「足首・手元・首」の保温だそうです。


また、“3大ぎっくり”の対策として、佐藤医師は「つま先立ち」を紹介しています。

両足でつま先立ちをして、ゆっくりかかとを下ろす(無理のない範囲で行う)。朝昼晩10回繰り返すという簡単な運動です。


「顔を洗うとき」「階段を下りるとき」日常に潜む“ぎっくり”の危険

井上キャスター:
朝、洗面台で顔を洗う体勢を意識されていますでしょうか。これは年齢問わず、結構リスクがあるかと思います。

平井副院長によりますと、膝が伸びている状態だと腰に圧がかかるので、正しいのは軽く膝を曲げてあげると良いとのことです。


また、実は日常のぎっくりにも注意とのことで、階段を下りる際、意識したことはありますか。

膝が伸びていると重心が高くなります。また、かかとから強く着地をするため、膝に衝撃がいくことになり、良くないとのことです。正しいのは膝を曲げ、重心を低くする。また、つま先から優しく着地する。


他に“ぎっくり腰”にならないためには、▼靴下は座ってはく、▼重い荷物はしゃがんで持ち上げる。このような積み重ねで、“3大ぎっくり”の危険から回避できるとのことです。


パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
仮にぎっくりになったら、医者に駆け込むしかないのでしょうか。冷やしたり、逆に温めたり、自分でできることはないのでしょうか。


井上キャスター:
ケースバイケースで温めるときと冷やすときは変わるみたいなので、その時は医者や行きつけマッサージ店などに相談してみると良いかと思います。


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〈プロフィール〉
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック・アース製薬の社外取締役など


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