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ワンコイン弁当が出せない…“デカ盛り”弁当店が苦渋の決断

国内
2025-10-14 21:24

今月も多くのものが値上がりしていますが、その影響は家庭、さらには飲食店や総菜店にも…。「デカ盛り」が売りの弁当店では人気のワンコイン=500円弁当を間もなく終了する決断をしました。続けられなくなった一番の理由は何だったのでしょうか?


■デカ盛りがウリの弁当店が苦渋の決断


フライパンに溢れんばかりの「お肉」。容器に「ごはん」をギッシリ詰めると、“デカ盛り”弁当「いっさいがっさい(1200円)」が完成。


店のウリは“デカ盛り”です。一番人気の幕の内弁当「日替わり幕の内弁当」は750円でこのボリューム。


お客さん
「同じような金額で1.5倍ぐらいの量があると思う」


東京・板橋区にある弁当店「まごころ大髙」は、来週から値上げに踏み切ることにしました。その一番の理由は…


まごころ大髙 大髙博信 代表
「油とか鶏肉なんかも原価は上がってるんですけど、今はまだ去年のコメを使っている。それを使い切って、新米に切り替えた時点で値上げをしようと思います。そのタイミングがちょうど来週の月曜日(20日)あたりになるので」


「新米」になることで、仕入れ価格が1キロ100円以上も上がるため、全商品100円~200円値上げする決断をしました。


値上げにともない“なくなってしまう”のが、幕の内風の「日替わりランチ」。


お客さん
「税込みで500円。すばらしいですよね、今どき」


ワンコイン弁当ですが、あまりのボリュームに…


お客さん
「多いので半ライスです」
「多いのでごはんは半分にしていただいて」


今後はチャーハンなど、手間が掛からないメニューで500円弁当の継続を模索しているそうです。


■「おでん」の季節だけど…値上げの波が襲う


東京・江東区で「おでん」を販売する「増英蒲鉾店」にも値上げの波が…。


50年以上通う女性
「涼しくなったので、今季初のおでん」


「おでん」にぴったりの季節になりましたが、このタイミングで…


増英蒲鉾店 中島行利 店長
「(仕入れ値が)上がった分だけ値上げさせてもらった」


10月から「ウィンナー巻き」や「しゅうまい巻き」などを10円値上げしました。
さらに、少し前に70円に値上げしたばかりの「たまご」は…


増英蒲鉾店 中島行利 店長
「冬になるともっと上がっちゃうから。あと10円ぐらい上げないとダメかもな」


■「厳しいですね」卵価格が高止まり お買い得なのは?


食卓にも欠かせない卵ですが、いま、価格が高止まり。


お客さん
「たまごを買う頻度は結構落ちましたね」


都内のスーパー「アキダイ関町本店」では14日、M玉が10個で289円です。


アキダイ 秋葉弘道 社長
「100円台後半が今の時季の普通ですよ。100円以上高いですね。1パック20円以内の儲けなので。ほんっとにね、厳しいですね」


値上げが止まらない中、いまお買い得なものは、「レタス」です。大きなサイズが1個138円。


14日、多くの人が手に取っていた「だいこん」は1本194円ですが、ようやく価格が下がってきたそうです。


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