今年1月、岐阜県の山中で30代の女性の遺体が見つかった事件。警察がこの女性の死亡に関与した疑いで、別の嘱託殺人などの罪で起訴された男女を捜査していることがわかりました。

【写真を見る】「人の頭があるで。ウソやろ」岐阜の山中で女性の遺体発見 “女性死亡”に別の嘱託殺人などで起訴の男女が関与か…男は「自分は何でも屋だ」【news23】

「人の頭が」別の女性の死亡に関与か

愛知県内の女性への嘱託殺人などの罪で起訴されている立花浩二被告（55）と、内縁の妻の神原美希被告（35）。新たに、岐阜県内の別の女性の死亡にも関与した疑いが浮上しました。

記者
「人目につかない山の中で白骨化した遺体の一部が見つかりました」

捜査関係者などによりますと、今年1月、岐阜県揖斐川町の雪山で、白骨化した遺体が見つかり、去年12月から行方不明になっていた岐阜県内の30代の女性と確認されました。

遺体を発見した「猟友会」の男性
「人の頭があるで、あかん。ウソやろそんなわけない（と叫んだ）」

先週、取材に応じた「猟友会」の男性。鹿を駆除を行っていた際、偶然、遺体を発見したといいます。

遺体を発見した「猟友会」の男性
「あそこに鹿がいなければ（遺体は）恐らく今でもわからなかった。（Q.未解決のままだったかもしれない）100％見つからん。35歳ぐらいから（40年以上）猟をやっているが、こんなところきたことがない。かわいそうやった。冷たかったやろうな、寒かったと思う」

捜査関係者によりますと、立花被告と遺体で見つかった女性は知人で、女性の死亡に関与した疑いがあるとして立花被告と神原被告の2人を捜査しているということです。

女性は岐阜県内の飲食店で働いていました。当時の同僚は…

女性の元同僚
「明るい感じ。飲みも好きだった。当たり障りなく上手に接する子」
「（Q.トラブルに巻き込まれるような人？）そういうイメージはない。嫌われたり疎外される感じでもない。普通に仕事に来ていた。金銭面のことで相談を受けたこともない」

立花被告らは先月、愛知県内の女性（53）の遺体を遺棄したとして逮捕され、24日、この女性に対する嘱託殺人などの罪で起訴されています。

立花被告は逮捕前、周囲に「自分は何でも屋だ」と語っていました。

2人の女性の死亡に関与した疑いがあるのか、警察が調べを進めています。

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