
インサイダー取引をした罪に問われている東証スタンダード上場企業の元執行役員に対し、東京地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
東証スタンダード上場企業で太陽光発電事業などを手がける「Abalance」の元執行役員・堀内信之被告(61)は、太陽光パネルの製造をしていた子会社が工場を建設することを知り、その公表前に「Abalance」の株およそ5300万円分を買い付けてインサイダー取引を行った金融商品取引法違反の罪に問われています。
きょうの判決で東京地裁は「職務上の立場などを悪用して、自らの利益を追求したものというほかない」と指摘。そのうえで、「証券市場に対する信頼を大きく損ねる犯行で、極めて利欲的な犯行動機には強い非難を向けなければならない」として、堀内被告に懲役2年6か月、執行猶予4年、罰金250万円と追徴金1億307万円の有罪判決を言い渡しました。
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