E START

E START トップページ > スポーツ > ニュース > 日本勢メダル総数269個で史上最多更新 ! 32年ぶりの日本開催、16日間の熱戦が閉幕【アジア大会】

日本勢メダル総数269個で史上最多更新 ! 32年ぶりの日本開催、16日間の熱戦が閉幕【アジア大会】

スポーツ
2026-10-04 19:35

■第20回アジア競技大会 愛知・名古屋 最終日(4日)


【写真で見る】アジア大会での日本選手たち


第20回アジア競技大会 愛知・名古屋は4日、全ての競技が終了した。日本勢は金83個、銀95個、銅91個の計269個のメダルを獲得。1994年広島大会の218個を上回り、日本のアジア大会史上最多記録を更新した。日本のこれまでの金メダル最多記録は1966年バンコク大会の78個。今大会は17個上回り、史上最多の金メダル数となった。


午後6時から行われた閉会式では、まず旗手が入場。日本選手団からは競泳で2冠を達成した17歳の高校3年生・大橋信が、日本国旗を手に登場した。その後に、選手団が入場行進。激しい戦いを終えた選手たちは皆、晴れやかな表情を浮かべていた。


16日間に渡り行われたアジア大会。日本選手団の歓喜と涙の瞬間を振り返る。
 


ニッポン競泳陣 メダルラッシュの37個

大橋は100m平泳ぎと200m平泳ぎで2冠を達成。200mでは従来の記録を0秒65更新する2分04秒83の世界新記録も樹立した。今大会出場5種目全てでメダルを獲得し、「目標の200mの世界記録が出せましたし、3冠まではいかなかったんですけど、100mも200mも勝てたのはいいこと。これからにつなげていけたら」と言葉を残した。
 


もう一人の17歳の高校3年生・小島夢貴は、男子200m個人メドレー決勝でパリ五輪代表・松下知之(21)との壮絶な一騎打ちの末、0秒06差で銀メダル。2日後に行われた400m個人メドレー決勝では再び松下との一騎打ちとなったが、小島がラスト50mで突き放し、大会新記録で金メダルを獲得、松下に見事リベンジを果たした。
 


チーム最年長の35歳・鈴木聡美は、50m平泳ぎで29秒91の日本新記録をマークし、銀メダル。100m平泳ぎでも銀メダルを獲得した。白血病を乗り越え今大会に挑んだ池江璃花子(26)は、50mバタフライで銅メダルを獲得。レース後は「とにかくメダルを取りたかったので嬉しい」と安堵の表情を見せた。日本競泳陣は全部で37個ものメダルを獲得した。
 


アジアの女王たちが掴んだ栄冠

陸上・女子100mハードルでは福部真子(30)が12秒74で日本勢として44年ぶりの金メダルに輝いた。さらに中島ひとみ(31)が12秒78の銀メダルを獲得し、日本勢がワンツーフィニッシュを果たした。レース後、福部は「人生で最後のレースだと思って挑んだので、神様が御褒美をくれた」と笑顔で語った。
 


サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”は決勝で北朝鮮とのPK戦にもつれる激闘を制し、アジア大会3連覇、史上最多4度目のアジア女王に輝いた。試合は2ー2のまま延長戦に突入したものの、両チームとも決勝ゴールを奪えず、勝負の行方はPK戦へ。最終キッカーとなった塩越柚歩(28)がシュートを成功させ激闘に終止符を打った。
 


ソフトボール日本代表は決勝で中国を破り、無傷の8戦全勝で前人未到の7連覇を達成した。“レジェンド”上野由岐子(44)は大会を通じて好リリーフを見せ、チームの勝利に貢献。決勝では後継者として期待される後藤希友(25)が5回無失点の好投で中国打線を封じ、コールド勝ちに導いた。試合後、上野は「次に託せた、バトンを繋げられたと思う。次は後藤が全部投げて優勝してくれる」と笑顔で次世代エースに思いを寄せた。
 


体操女子では杉原愛子(27)が個人総合と種目別のゆかで二冠を達成した。2016年リオ、21年東京と2大会連続で五輪に出場した杉原は、22年に現役を引退。しかし「こんなにおもしろい体操競技を皆さんにもっともっと知ってほしいから、体操をメジャースポーツにしたくて」、23年6月に現役復帰を果たした。一度は競技を離れながらも、再び世界の舞台へ。杉原は個人総合とゆかの2種目で日本女子史上初の快挙を成し遂げた。
 


“お家芸”柔道は金メダル9個


女子48kg級で近藤美月(21)が金メダルを獲得。その30分後に行われた男子60kg級決勝では兄の近藤隼斗(24)が勝利し、兄妹同日金メダルを達成。妹の美月は「同日の試合はこれからも増えていくと思うので、確実に2人で金メダルを取れるように、これからも頑張っていきたい」と意気込んだ。


女子63kg級の谷岡成美(23)、女子70kg級の前田凛(21)、女子78kg級の杉村美寿希(22)、男子81kg級決勝の藤原崇太郎(28)、男子90kg級の岡田陸(24)、男子100kg級の増地遼汰朗(24)も金メダルに輝いた。男女混合団体も大会3連覇を達成し、柔道日本代表は今大会9個目となる金メダルを獲得してアジア大会を締めくくった。
 


史上初の金&60年ぶりの金


セパタクロー男子クアドラント(4人制)の決勝で、日本はインドネシアに2-1で勝利し、金メダルを獲得した。日本がアジア大会のセパタクローで金メダルを獲得するのは男女、全種目を通じて史上初。自国開催で悲願のアジア王者に輝いた。
 



eスポーツ競技「ぷよぷよeスポーツ」で11歳の栗原悠輝が、決勝で韓国のカン・ドンシン(24)に10-2で勝利し、史上最年少の金メダリストとなった。試合後の会見で優勝の瞬間、落ち着いているように見えたと問われた悠輝くんは「普通にちょっと恥ずかしいと思っちゃって、あんまり喜ばなかったですね。でも実際、本当はめちゃくちゃ嬉しかった」と、はにかんだような笑顔を見せた。
 



卓球の男子団体では日本が、60年ぶりとなる金メダルを獲得した。アジア大会8連覇中の中国との決勝で第1試合は19歳・松島輝空が出場も敗戦。第2試合はエース・張本智和(23)がモノにし1勝1敗。第3試合は戸上隼輔(25)が敗れ1勝2敗となり、第4試合には再び張本が出て勝利を収め、2勝2敗のタイに。運命の第5試合は松島が制し、1966年バンコク大会以来、60年ぶりとなるアジアの頂点に立った。


2勝の活躍を見せた張本は「日本が中国を超えたこと、日本が金メダル取ったこと、それに尽きると思うので、この瞬間を10年以上待ってやっと来て、本当にとんでもなく嬉しいです」と喜びを語った。
 


届かなかった金、涙の敗戦


レスリング女子57kg級では藤波朱理(22)が銅メダルを獲得した。公式戦153連勝中で迎えた今大会。連勝を155まで伸ばして臨んだ準決勝で、ソン・イルシム(25)に0ー10とリードされたところでフォール負け。約9年ぶりの黒星を喫し、連勝がストップした。「相手選手が強くて、何もできなくて負けてしまいました」と涙ながらに振り返った藤波だが、3位決定戦では相手に攻め入る隙を与えず1分25秒で勝利。敗北を乗り越え、藤波は再びマットの上で強さを示した。


サッカー男子日本代表は、韓国代表に0ー1で敗れ、3大会連続の銀メダルとなった。21歳以下の選手で編成された今大会。前半をスコアレスで終えた日本は後半16分、韓国に先制を許し、そのまま1点差で逃げ切られた。日本は因縁の相手に、決勝で3大会連続で敗れる悔しい結果に。それでも主将を務めた市原(21)は「1人1人がしっかり今日の敗戦に向き合って、各々がレベルアップする必要がある」と次を見据えた。
 


バレーボール男子は銀メダルを獲得。決勝でイランとの接戦に敗れ、2010年の広州大会以来、16年ぶりとなる金メダルには届かなかった。それでも大塚達宣(25)は「やりきったって言える部分も展開としては多かったと思うので、最後まで本当に誰一人諦めず戦い続けて、第4セットも少し相手にリードされても最後巻き返せるだけの力が自分たちにはあるっていうのは本当に良かった」と、悔しさをにじませながらも手応えを口にした。


野球日本代表“侍ジャパン”は決勝で韓国に敗れ、銀メダルを獲得した。社会人代表で臨んだ今大会、日本開催となった1994年の第12回大会(広島)以来、32年ぶりのアジア制覇とはならずも、開幕から5連勝で勝ち上がるなど地元開催の舞台で社会人野球の底力を存分に示した。
 



陸上・男子400mハードルでは後藤大樹(17)が日本歴代2位タイの47秒93で銀メダル。この種目における日本勢史上最年少で表彰台に上がった。しかし、レース後には悔しさのあまり涙を流した後藤。それでも「また強くなって戻ってきたいと思います」と飛躍を誓った。


※トップ写真は閉会式で旗手を務めた大橋信選手
 


・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・「ママ、あいたい。ごめんね」16歳少女が衰弱死 体重は19kgに… “違法捜査”で自白強要か それでも訴え続けた無実【報道特集】
・お腹をすかせた中学生3人…通りかかった食堂で「PayPay使えますか?」「ごめんなさい、現金だけなんです」その後の展開は…SNS投稿に大反響のワケ「こういう出会いって宝物」「読んでて涙出た」


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ