
■陸上・富士北麓ワールドトライアル(3日、山梨・富士山の銘水スタジアム)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
男子100mの予選で桐生祥秀(29、日本生命)が9秒99(+1.5)をマークし、東京世界陸上の参加標準記録(10秒00)を突破。
東京世界陸上の代表入りを確実とし、9秒台は2017年9月(日本インカレの9秒98)以来8年ぶりで、自身2度目となった。
レースを終えた桐生は「以前(の取材)言った通り、9秒台を出さないと世界で勝負できないので。その中で9秒台を8年ぶりに出せたのは良かったなと思います」と手ごたえを口にした。
この日のレースで代表がほぼ確実となる中、初めて9秒台を出したときから8年が経ち、再び9秒台に戻ってきたことについて「やっぱり調子が悪いときとか、全然速くないときもあれば、こうやって(本来の走りが)戻ってきたときもあるんですけど、それが陸上競技だと思いますし、まだ勝負できるっていうのを今日で証明できたのかなと思うので、まだまだ速いうちはずっと陸上やってたいなと思います」とこれまでの歩みを振り返りつつ、今後もさらなる高みへ挑戦し続けることを誓った。
会場のどよめきについては「そうですね。みんなが“ワーッ”となって嬉しかったですし、家族も見に来てたので、家族の前でタイムを出せたのは良かったなと思います」と最高の瞬間となったようだ。
また、先週の7月26日のインターハイでは、星稜高校2年生の16歳・清水空跳(そらと)が、10秒00(+1.7m)の高校新記録を叩き出し、桐生が2013年に記録した10秒01を12年ぶりに更新した。
そのレース後に「清水くんおめでとう!!」と自身のXで祝福していた桐生は、「記録はやっぱり誰かに破られるものだと思いますけど、タイム以上の価値をどんどん僕も清水くんも出していってほしい」と改めて好記録を称え、「今日こうやって生で9秒台を見たお客さんっていうのは、熱意であったり、たぶん記録以上に記憶に残ると思います。それをお互い切磋琢磨しながらやっていきたい」とエールを送った。
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