東京世界陸上（9月）の代表選考会を兼ねる陸上・日本選手権（4～6日）の前日会見が3日、会場の東京・国立競技場で行われ、女子1500mと5000mにエントリーしている田中希実（25、New Balance）が意気込みを語った。

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田中は既に2種目ともに参加標準記録を突破しているため、日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。「確実に世界陸上の即時内定をいただけるような結果を出す。もちろん、両種目とも優勝できるように頑張りたい」と開口一番、話した田中。暑い中でのレースが予想されるが「世界陸上も9月で暑いとは思うので、その中でどれだけ良いパフォーマンスを発揮できるか」と意に介さない。「今までの日本選手権は勝つことを大事にしてきてて、順位のことだけを重要視してたんですけど、世界陸上で戦うことを意識したよう走りをしたい」と、あくまでも9月の世界陸上を見据えた。

5000mには東京オリンピック™代表の廣中璃梨佳（24、日本郵政グループ）もエントリーしている。「璃梨佳ちゃんと勝負できるのはかなり久しぶりなので、すごく楽しみな部分と、緊張というか久しぶりの感覚というか、本当にぶつかっていかないといけないっていう気持ちがある」と話した田中。「そこをやっぱり思い出させてくれるのが、璃梨佳ちゃんなんだなっていうのは改めて感じています」とライバルとの戦いに闘志を燃やした。

2種目ともに日本記録保持者である田中。1500mでは大会6連覇、5000mでは大会4連覇の期待もかかる。

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