ウクライナの首都キーウにロシア軍の弾道ミサイルによる攻撃があり、3人が死亡しました。
ウクライナ空軍によりますと、ウクライナ各地で18日、ロシア軍のドローンや弾道ミサイルなどによる攻撃がありました。
首都キーウに対しても弾道ミサイル攻撃があり、2発のミサイルが迎撃されたものの、破片が市の中心部に落下し、住宅や地下鉄の入り口、給水施設などに被害が出たということです。キーウ市の当局によりますと、3人が死亡し、3人がけがをしました。
また、南部ザポリージャ市にも18日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、市内の教会などが被害を受けました。ザポリージャ州知事によりますと、この攻撃により、1人が死亡し、12人がけがをしたほか、1人が行方不明になっています。
ロシア国防省は18日、ウクライナ軍がアメリカから供与された射程の長いミサイル「ATACMS」でロシア西部ベルゴロド州を攻撃したことへの報復としてウクライナの軍事産業施設などを攻撃したと発表しています。
ウクライナでの市民の犠牲が増え続けるなか、国連のディカルロ事務次長は16日、安全保障理事会の会合でロシアの侵攻により去年2024年にウクライナで死傷した市民の数は、前年の2023年より30%増加したと報告しました。
OHCHR=国連人権高等弁務官事務所の統計に基づくもので、侵攻が始まった2022年2月から去年12月までに死亡したウクライナの市民は1万2456人にのぼり、うち669人は子どもだったとしています。
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