MLBアスレチックスは日本時間16日、桐朋(東京)の森井翔太郎遊撃手兼投手(18)とマイナー契約を結んだことを発表した。契約金は151万500ドル(約2億4000万円)で日本人アマチュア選手では史上最高額となった。
森井は都内屈指の進学校、桐朋高校で1年夏から公式戦に出場、2年時には中軸を担うと同秋には遊撃手兼投手としてチームをけん引。しかし3年夏は初戦敗退、自身も無安打に終わった。3年間で甲子園出場はなかったが、打っては高校通算45本塁打、投げては最速153㎞を投げる「二刀流」として日米から注目を集めた。
自身のインスタを開設した森井は、この日の午前中に契約時の写真と練習中の動画と共に「自分の決断を見守ってくださった皆様に感謝を申し上げます」とコメントを投稿。「自分自身がメジャーリーガーになりたいから努力し続ける事は当然。これからも自分に向き合って精進していきますので、応援よろしくお願いします」とメジャー挑戦に向け意気込みを語った。
25歳未満の海外選手との契約は米東部時間15日午前9時(日本時間同日午後11時)に解禁。同じく25歳未満でロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している佐々木朗希(23)の動向も注目される中、一足先に18歳の森井の契約が決まった。
アスレチックスのダン・フェインスタインGM補佐はHPで“歴史的な日”とし、「翔太郎はメジャーリーグ球団と直接契約した数少ない日本人高校生の1人で、我々の球団では初めて」と森井との契約を喜んだ。さらに「この春からマイナーリーグを駆け上がり、投打でプレーする姿をみることが待ち遠しい」とコメントし、二刀流としての活躍を期待した。
■森井翔太郎(もりい しょうたろう)
2006年12月15日生まれ18歳、東京都出身。身長182cm・体重85kg、右投左打。
桐朋学園小(住吉ビクトリー・武蔵府中リトル、6年時には西武ライオンズJr.に選出されNPBジュニアトーナメントで準優勝)~ 桐朋中(練馬北シニア・1年夏から同校の軟式野球部でプレー)~桐朋高
※写真:オンライン会見に出席した森井
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