陸上の新年最初の日本一決定戦・ニューイヤー駅伝に、順天堂大学からSUBARUに入社したルーキー・三浦龍司(22)が初参戦する。
【写真を見る】三浦龍司がニューイヤー駅伝初参戦!「ラストスパートは誰にも負けない」五輪2大会連続入賞の走りを高橋尚子も絶賛
五輪2大会連続入賞・三浦龍司がニューイヤー駅伝初参戦
三浦:ニューイヤー駅伝にチームの一員として貢献できればいいなと思っています。
三浦は2021年東京オリンピック™の3000m障害で7位に入り、この種目で日本人初の入賞を果たした。さらに24年パリ大会でも8位と、トラックの個人種目では日本人初となる五輪2大会連続入賞の快挙を成し遂げた。
順大時代の三浦は箱根駅伝も走った。どの区間も20km以上ある箱根では苦戦したが、距離が短い全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮を結ぶ106.8km)では、1年時に1区(9.5km)で、2年時には2区(11.1km)で連続区間賞を獲得している。
4年連続24回目の出場となるSUBARUの奥谷亘監督(49)は、1区(12.3km)か3区(15.3km)への起用を明言。これまでのチームの最高順位は22年の2位で、“世界を知る男”三浦が、チーム初の駅伝日本一を目指す。
三浦:ニューイヤー駅伝は実業団なので、それこそレベルは高い。一つのチームの集大成というか、一つの大きなイベントがあるなという感じですね。
3000m障害日本記録保持者・三浦龍司の武器
三浦の最大の武器は、大きなストライドとピッチの速さから生み出される、異次元のラストスパート。このスピードで、世界の猛者たちと渡り合ってきた。
今でも語り草となっているのが、21年日本選手権での3000m障害の走り。トップを独走していた三浦は、ラスト1周を前にした水濠で転倒してしまう。それでも、すぐに立ち上がり体勢を立て直すと、一気にスピードを上げ優勝を飾った。タイムは8分15秒99。当時の自身が持つ日本記録を2秒近く縮める圧巻のラストスパートを見せた。
高橋尚子も絶賛「ラストスパートは誰にも負けない」
シドニー五輪女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さん(52)も「抜群のスピード力がありますから、チームが悪い状態でもそれを良い状態に変えられる。(チームが)良い状態だとさらに良い状態に。ゲームチェンジャーの役割ができるっていうのは、他のチームにとっては非常に脅威的な存在になると思います。ラストスパートは誰にも負けないでしょう」と、三浦の強さを語る。
ニューイヤー駅伝は、各チームの意地とプライドがぶつかり合うスパート合戦も見所の一つ。来年1月1日、群馬の上州路で三浦が得意のトラックではなく、ロードで、日本屈指のスピードランナーたちと激突する。
三浦:今までやってきた経験だったりとかトラックで武器にしてきたものをロードでも出せればと思います。区間賞という所を一つの目標にしてやっていきたいですし、それを達成することができれば、チームに勢いはつくんじゃないかと思うので、そんな走りができればなと思います。
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