違法薬物を譲り受けたとして麻薬特例法違反の罪で起訴された精密機器メーカー「オリンパス」の前CEOに、東京地裁は懲役10か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
精密機器メーカー「オリンパス」の前CEO、シュテファン・カウフマン被告(56)は都内で複数回にわたり、コカインやMDMAとみられるものを違法薬物として譲り受けたとして、麻薬特例法違反の罪に問われています。
これまでの裁判でカウフマン被告は起訴内容を認めた上で、違法薬物を使用した経緯について、「ストレスなどから友人に勧められて使用するようになった」と明らかにしていました。
きょうの判決で東京地裁は、「被告人は自ら密売人からコカインなどを継続的に入手していた」「自ら薬効を求めたというほかなく、動機や経緯に酌むべき点があるとはいえない」として、カウフマン被告に懲役10か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
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