侍ジャパンの世界一をかけた戦いがいよいよ始まるなか、プロ5年目でメジャー挑戦に向け動き始めた“令和の怪物”千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(23)に全米が大注目しています。
【写真を見る】千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希(23)メジャー挑戦 全米大注目の争奪戦へ!【Nスタ解説】
佐々木朗希投手メジャー挑戦へ ロッテがポスティングを容認
齋藤慎太郎キャスター:
プロ5年目でメジャー挑戦に向けて動き始めた“令和の怪物”千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(23)。
元々メジャーへの意欲を口にしていましたが、2024年1月契約更改の際には「野球を始めた小さい頃からメジャーへの思いがあった」と話していました。
【千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希投手(23)】
身長:192センチ 体重:92キロ
出身:岩手・大船渡高校
2019年:ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズへ入団
2023年:日本人最速165キロをマーク
今季:自己最多10勝
2024年11月9日:千葉ロッテがポスティングによるMLB移籍容認を発表
MLBでは、25歳未満の海外選手に対して契約金や年俸総額が制限されいるため、佐々木朗希投手はマイナー契約からのスタートとなります。
契約金は最大で約11億4000万円とメジャーでは“お買い得”となるため、全30球団が獲得を狙っています。
振り返ると大谷翔平選手も2017年のプロ5年目(当時23歳)でメジャーへ挑戦しましたが、エンゼルスとはマイナー契約でした。
井上貴博キャスター:
佐々木朗希投手は本当に心から応援したいですが、このルールで海外に行ってしまうと、ロッテの球団に入るお金がものすごく少ない。
そう考えると、同じように若い有望な選手が安い価格で引き抜かれるようなことが続いてしまうと、日本の野球界にとって損失となる。日本がいい市場であればあるほど、アメリカに対してルール改正の声を上げることも大事ではないかと個人的に思います。
ホラン千秋キャスター:
確かに選手としては契約の不公平・不平等は関係なく、自分がチャレンジしたいタイミングで、表明すること自体はとてもフェアなことだと思います。
また、活躍の度合いによって、選手としての契約金だけではなくスポンサー契約などものすごい収入が球団に入ると考えると“お買い得”という言い方が良いのかは分かりませんが…。
井上キャスター:
ロッテとしては英断ですし、でもこれが続くと日本の球界にとってはどうなのか…。
条件は“西海岸の球団”? 移籍先の有力候補は
齋藤キャスター:
佐々木朗希投手の移籍先の最有力候補についてMLB公式の記者の取材によると、▼西海岸の球団、▼過去日本人選手と契約がある球団が最有力との情報があります。
そうなると、大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するドジャース。ダルビッシュ有投手や松井裕樹投手の所属するパドレス。この二つが有力と言われています。
さらにパドレスのダルビッシュ投手は2023年12月に音声配信プラットフォームでこうコメントしていました。
ダルビッシュ投手のコメント
「大谷くんも山本くんも、契約できるんだったらパドレスで日本人が集まって、ドジャースを倒したかった。一番倒したいと思っているチームに、佐々木投手も行った時には試合で泣きながら投げます」
ダルビッシュ投手は日本人選手と一緒にプレーしたいという思いもあるようです。そして、MLBを現地で取材している記者は…
MLB取材歴30年 笹田幸嗣さん
「佐々木投手は大谷選手と同じチームでプレーしたい気持ちが強いという情報も。6:4でドジャースに行く可能性が高い」
スポーツニッポン 柳原直之 記者
「ドジャースが最有力。日本人サポートスタッフや施設の充実など、条件次第では他球団にもチャンスがある可能性も」
と話しています。
井上キャスター:
佐々木投手については「まだ早い」「体が弱い」という声も上がっていますが、間違いなく日本のプロ野球史上最高のポテンシャルを持った投手であることは間違いないので、あとはもう結果で黙らせてほしいと思います。
ホランキャスター:
MLB公式の条件に出ていた「過去日本人選手と契約がある球団」というのは日本人選手に慣れている、サポート仕方に慣れているから、というのは分かります。しかし西海岸の球団が好まれる理由は何かあるのでしょうか。
井上キャスター:
一般的には「気候」が理由だと思います。西海岸の方が暖かい中でプレーできる。ワールドシリーズでもそうでしたが、ニューヨークに行くと寒い中でプレーしないといけない。そうすると怪我のリスクが高まるというのはあるかもしれません。
ホランキャスター:
いい環境で、プレーしてほしいです。
・「コバエが、料理に一瞬だけ止まってしまった!」その料理、衛生的に大丈夫?専門家に聞いた
・右腕は切断され、売られた アルビノの体を呪術に使用 “これはビッグビジネス” ザンビアに残る“迷信”の実態
・ビール1杯で高まる大腸がんリスク、厚労省が初の「飲酒ガイドライン」、“健康的に”お酒を飲むには?【Nスタ解説】