アメリカ西部カリフォルニア州のニューサム知事は29日、AIの規制法案に拒否権を行使したと発表しました。
法案はAIの脅威を未然に防ぐ目的で、▼AIの安全テストの実施義務や、▼重大な被害が起きた場合、州が開発企業に対し損害賠償を求めることができるなどの内容で、連邦政府に先駆けてAIを規制する法律として注目されていました。
法案は先月末に州議会を通過し、成立には今月30日までに知事の署名が必要でしたが、29日、ニューサム知事は拒否権を行使したと発表しました。
理由については「目的には同意するが、AIを効果的に規制する枠組みは、技術発展のペースに歩調を合わせなければならない」などとしています。
法案については、これまでグーグルやメタといったAI企業のほか、民主党のナンシー・ペロシ元下院議長ら有力議員からも「開発の停滞を招く」として批判の声があがっていました。
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