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『秒速5センチメートル』実写映画化決定 主演は新海誠さんが“最も信頼する” 俳優・松村北斗さん 映画初の単独主演 「何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています」 【SixTONES】

総合
2024-09-22 05:00

『君の名は。』(興行収入250.3億円)『天気の子』(興行収入141.9億円)『すずめの戸締まり』(興行収入149.4億円)、3作品の累計興行収入は異例の540億円を超える記録的な大ヒット作を生み出してきた、日本を代表するアニメーション監督・新海誠さんの劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を原作とした実写映画が制作されることが明らかになりました。
これまで新海誠アニメーションの実写映像化作品が公開されたことはなく、本作が新海誠アニメーションの初実写化公開作品となります。


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原作はとなる、劇場アニメーション『秒速5センチメートル』は、『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠の3作目の商業公開作品にあたり、2007年に公開されました。
映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、新海誠を新海誠たらしめているセンチメンタリズムが凝縮された新海ワールドの原点との呼び声も高く、公開から 17 年以上たった今もなお、日本のみならず世界中で愛されている作品です。

原作者の新海誠さんは、「今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。」とした上で、「奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速 5 センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。」「誰よりも完成を心待ちに、応援しています。」とコメントを寄せています。

主演は、人気アイドルグループ【SixTONES】 の松村北斗さん。本作が映画初の単独主演となります。
新海誠さんが監督を務めた『すずめの戸締まり』ではオーディションで宗像草太役に選ばれ、同作は興行収入149億円を超える大ヒットを記録する社会現象となりました。
本作への出演について新海誠さんは「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。」と語っています。
松村北斗さんは、2021〜2022 年にかけて放送された NHK 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で注目を集め、岩井俊二監督『キリエのうた』、三宅唱監督『夜明けのすべて』に出演、2025年2月には脚本・坂元裕二、監督・塚原あゆ子の『1ST KISS ファーストキス』で松たか子さんと共演する映画の公開が控えるなど、名だたるクリエイターから出演を請われる実力派俳優として注目を集めています。

実写映画の監督を務めるのは、奥山由之さん。
映像監督・写真家として若くして高い評価を国内外から得ており、「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師さんの「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のミュージックビデオを監督、またオムニバス長編映画『アット・ザ・ベンチ』(11月15 日公開予定)には広瀬すずさん、仲野太賀さん、森七菜さん、草彅剛さん、神木隆之介さんらが集結するなど、今最も注目を集めているクリエイターです。現在 33 歳の奥山由之監督は、新海誠さんが33歳のころ『秒速5センチメートル』を制作していたことに、「ただの数字とはいえ、大切な巡り合わせを感じております。」とし、「今しか作れないもの」にしたい、自らの中に残る「センチメ
ンタル」をこの作品に全て置いていくつもりであるとの意気込みを語っています。
奥山さんにとって、本作は初の大型長編映画監督作となります。

脚本は、鈴木史子さん。
映画『愛に乱暴』(森ガキ侑大監督)、『BISHU〜世界でいちばん優しい服〜』(西川達郎監督)ほか、映画、ドラマの脚本を務めてきた鈴木さんは、人生の「どの地点でこの作品と出会ったかによって違う切実さを感じる深遠な原作を前に、喜
びと緊張を持って向き合わせていただきました。」と語っています。

物語の主人公は遠野貴樹(とおの たかき)。小学生の頃に出会った転校生・篠原明里(しのはら あかり)と心を通わせた瑞々しい日々、小学校の卒業と同時に離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感をかかえ過ごす30才を手前にした青年期の、18年間にわたる人生の旅を描きます。
原作アニメーションは主人公の小中学生時代、高校生時代、会社員時代を3つの短編の連作形式で描いた全63 分の作品ですが、実写映画は原作者・新海誠さんとの意見交換なども経てつくられた脚本をもとに、約2時間の長編映画として制作されます。
公開は、2025 年秋を予定しています。

【原作・・・新海誠さん コメント】
私が二十年近く前に監督したアニメーション映画『秒速5センチメートル』は、とても未熟で未完成な作品でした。
しかしその未完成さ故に、今でも長く愛し続けてもらえている作品でもあります。
初期衝動──未知への憧れと畏れだけをただぶつけたあのような映画は、今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。
ですから、奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速 5 センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。
最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。
どうか、皆さんの今でしか作れない映画にしてください。
誰よりも完成を心待ちに、応援しています。

 





【 松村北斗さん(遠野貴樹役) コメント 】

僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。
この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です。そんな作品の実写化に未熟な僕が参加するのかと一歩踏み出せないでいました。しかし、奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた「北斗くんで見たいですね。」というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました。
『秒速5センチメートル』に影響を受けて憧れてきた者が集まったチームで作る今回の作品。原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます。


【担当:芸能情報ステーション】


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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