JR東日本は、きのう、2017年までのおよそ9年間、在来線の車輪の組み立て作業でデータを改ざんしていたと発表しました。これを受け、国土交通省は来週、立ち入り検査に入るとしています。
JR東日本によりますと、2008年ごろから2017年にかけて、車輪に車軸をはめ込む作業でかけていた圧力が基準値に収まるようデータを改ざんしていたということです。
データの改ざんは、京浜東北線や中央線などの1187本の車軸で行われていて、2017年3月に発覚しましたが、当時は公表していませんでした。
それ以降、不正は確認されなかったということですが、当時、データの改ざんを公表しなかった理由について、JR東日本は「社内の基準で安全が確保されていたため」などと説明しています。これを受け、国土交通省は、きのう、来週24日にJR東日本に立ち入り検査を行い、管理体制の確認などを進めると発表しました。
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