中東のレバノンで「ヒズボラ」の戦闘員らが持っていたポケベル型の通信機器が爆発したことをめぐり、国連のグテーレス事務総長は「レバノンが劇的に緊迫化するリスクがある」と指摘し、緊張緩和への取り組みを求めました。
グテーレス国連事務総長
「これはレバノンが劇的に緊迫化する重大なリスクがあることを裏付けるものであり、それを防ぐために、あらゆる手段を講じなければならない」
グテーレス事務総長は18日、「ヒズボラ」の戦闘員らが持っていたポケベル型の通信機器が爆発したことについて、大規模な軍事作戦の前に行われる先制攻撃の可能性があるなどと指摘し、緊張緩和のために、あらゆる取り組みが必要だという認識を示しました。
また、国連安全保障理事会はこの問題への対応を議論するため、20日に緊急会合を開催することを決定しました。
一方、イランのイラバニ国連大使は「イスラエル政権による破壊行為とテロ行為を強く非難する」などとする書簡を、国連安保理に送りました。
この中で、イラバニ国連大使は「イスラエル政権による継続的なテロ行為と国際法違反は、国際平和に対する重大な脅威となっている。西側諸国、特に戦略的同盟国のアメリカは、国際的な責任を負うことになる」などと主張しています。
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