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【会見詳報】フジテレビ港浩一社長「本人に直接お詫びしたい」「気持ちをくみ取り切れていなかった」 会長と社長は辞任

経済
2025-01-27 19:01

中居正広さんと女性とのトラブルに社員がかかわっていたと報じられた一連の問題を受け、フジテレビは、きょう午後4時から記者会見を行っています。


【写真で見る】深々と謝罪 辞任するフジテレビ港浩一社長の会見の様子


記者会見を前に、親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)は、フジテレビの嘉納修治会長と、港浩一社長が本日付けで辞任すると発表しました。


あす1月28日付けで、フジ・メディアHDの清水賢治専務が新たに社長に就任します。


親会社の金光社長自ら「信頼を失っている」と述べたフジテレビ。きょうの記者会見が信頼回復の一歩となるのでしょうか。


会見での経営陣の発言や質疑応答の模様をまとめました。


【午後6時15分】港社長「中居氏にヒアリングをした場合の影響を懸念」

港社長は、中居氏に正式にヒアリングしなかった理由について問われ、「中居氏にヒアリングしたことが伝わってしまったら、またどういう刺激が与えるのだろうというようなことも心配してしまったので、中居氏側のヒアリングには着手しませんでした」と回答。


【午後6時12分】清水新社長「4月改編のセールス、事実上交渉過程が止まっている」

清水社長は4月以降のスポンサー獲得について問われ、「今の時期は4月セールスの確認作業中、最終段階に入っているのが通例だが、今このような現状になっているので4月改編のセールスが事実上交渉過程が止まっているというふうに考えています」と回答。


【午後6時11分】清水新社長「TVerの配信広告にも影響は出始めている」

清水新社長は、テレビCM以外の広告への影響について問われ、「TVerの方の配信広告にも影響は出始めているというふうには聞いている」と発言。


【午後6時4分】港社長「(被害者の)女性とは楽しく会話できたと思っていた」

港社長は被害者女性と会ったことがあるかと問われ、「数回あります。最後は去年の夏で、職場復帰が叶わず仕事を離れるということで挨拶に来てくれました。(女性への対応には)反省点もあります。あまりにも少人数でやっていたので。彼女のコンディション的に頻繁にコミュニケーションが取れない時期もあったので、そういうコミュニケーション不足も重なった。夏に会ったときは体調も良さそうだったので私は嬉しかったですし、短い時間でも楽しい会話ができたのかなと思っていますが、週刊誌報道などで女性の気持ちが違うことが伝わってきてますので、もう一度お会いして、しっかり足りなかったところ、いろいろなところを謝罪したいという気持ちです。」と回答。


【午後5時56分】港社長「中居氏に番組終了を告知したのは去年11月」

港社長は、中居氏の出演番組を早く終了させられなかったのか、と問われ、「去年の夏に女性が仕事を離れ、体調も回復してきたということがあり、正式に番組の終了へと踏み出しました。そして、中居氏に番組終了を告知したのは去年の11月になります。」と回答。


【午後5時54分】港社長「日枝(相談役)は関係がない」

日枝相談役に報告や相談をしたのかと問われ、港社長は、「(相談したことは)ございません。少人数でやってきたのと、発端が現場回りなので、相談役の日枝は関係していません」と発言。


【午後5時51分】金光FMH社長「相談役が直接的な関与という面においては、多分ない」

金光FMH社長は、日枝相談役を辞めさせるという発想はないのかと問われ、「相談役が直接的な関与という面においては、多分ない」「直接的関与という意味でここに登壇するという必然性はないと思う」と説明。その上で「例外なく全役員に対してあるべき姿での体制を作らなければいけないという思いは共通している」と回答。


【午後5時49分】清水新社長「新入社員には申し訳ない」

清水新社長は、この春に入社するフジテレビの新入社員やその親たちを安心させられるのかと問われ、「新入社員の皆さんは今、極めて不安な日々を送っているかと思います。まずは入って来られる方々に深くお詫びしたいと。その親御さんたちも極めて不安になっているかと思います。非常に申し訳ない。これから先の信頼回復に向けて一つ一つ改善策を確実に実行して、少しでも安心できる材料を作って、迎え入れてあげたいと考えています」と回答。


【午後5時43分】清水新社長「今後まだ出てくるかもしれないという可能性は否定できない」

清水新社長は新たな事案について「今後まだ出てくるかもしれないという可能性は否定できないと思っている」と発言。その上で「一番大事なのはこれからどのようにして、フジテレビの会社全体の空気を変えていくのか」と説明。


【午後5時41分】金光FMH社長「調査とは別の改革も断行」

金光FMH社長は、会社をどう刷新したいかと問われ、「人権意識の高い会社にしなければいけない。第三者委員会に任せてそれっきり、というつもりは全くありません。人事に手をつけ、再発防止もしなければいけない。会合・会食のルールを設定するとか、人権やコンプライアンスの研修や教育を徹底するとか、次世代の若い人たちだけで改革プランを練るなど、早急にやりながら、調査とは別に自ら改革しないといけないと思っています。ホールディングスの立場から、フジテレビに要求しています」と回答。


【午後5時39分】金光FMH社長「フジテレビの業績に関しては精査中」

金光FMH社長はCMを差し止めているスポンサーが撤退した場合どれくらいの減収を予想しているのかと問われ、「ホールディングスも含め、フジテレビの業績に関しては精査中」と説明。また嘉納会長は「具体的な数字を今申し上げられる段階にはない」と回答。


【午後5時35分】遠藤副会長「役割を終えたら、それぞれが責任を取る」

嘉納会長と港社長以外の役員が辞任しないのはなぜかと問われ、遠藤副会長は、「全員がすぐ辞めるのは、明日からの業務執行に差し支える。(清水氏が社長に就任するが)まだ暫定的なもの。ある種の役割を終えたら、それぞれが各立場で責任を取っていくことになります」と回答。金光FMH社長も、「内部統制や人権方針が徹底されていたのか、われわれも第三者委員会の調査対象。結果次第では、何らかの処分を考えなければいけません」と述べました。


【午後5時22分】港社長「コンプラには共有しなかった」

港社長は、コンプライアンス推進室と連携したのかと問われ、「共有はしていなかった。彼女の心身を最優先にしたときに、本人の希望と、女性の状態を見ている医師や社員の判断で、なるべく少人数で寄り添うのが最善と判断した。トラブルがあるとコンプラに共有する機能はありますが、特殊な案件として進めてきました。振り返ると違うやり方があったのではと反省しています」と回答。

さらに過去にもこうした「特殊な事例」があったかと問われ、遠藤副会長は、「今回のケースはプライバシーの観点から共有しづらい問題を、コンプライアンスの部門とどう共有するか、非常に難しい問題。過去にあったかについては、一番多いのはセクシャルハラスメントのようなもの。被害者の女性が情報漏洩を懸念するケースがあります」と回答。


【午後5時20分】港社長「女性アナウンサーが接待要員とは思っていない」

港社長は、女性アナウンサーは接待要員だったのかと問われ、「タレントや番組出演者との会食はあります。共演する女性アナウンサーが参加することはあります。そういうときに、接待要員として、と私自身は考えたことはありません。仲間の1人として宴席を囲むという感覚です。いろいろな番組があるので、すべてがそういう宴席なのかはわかりませんが、会社の風土としてそういう色がついているとは私は思っていません」と回答。


【午後5時10分】港社長、閉鎖的会見の「最終判断は私」

港社長は、前回の記者会見が閉鎖的だった、報道機関にもかかわらず逃げている、という指摘を受けて、「前回の会見は信頼性を揺るがすやってはいけない形式だった、と深く反省しています。最終的な判断は私です。オープンにした方がいいという議論もありました。ただ女性のプライバシー保護ということが、どうしても頭にあり、最終的に私が判断しました。大きな間違いだったと思っています」と回答。

遠藤副会長は、「あのような会見になった要因は、あまり多くない人数で問題の解決を図ろうとしたから。オープンにすることと、プライバシー保護。これを両方叶える方法論があると思い至らなかったことが問題だった」と補足しました。


【午後5時7分】嘉納会長「相談役は業務執行はしない」「今回は業務の範囲内」

嘉納会長は長年トップに立つ日枝相談役の進退が発表されないなか、フジテレビが今後変っていけるのかと問われ、「相談役には必要な事項について報告したり、相談してお知恵を借りたりすることは当然ございます」と説明し、「日常の業務というのは私と港で決めておりました。相談役ですから業務執行はしないわけです。今回は業務の範囲内ですからある意味で。きょうここに出席していないのはそういうこと」と回答。


【午後5時4分】港社長「会食は本人の意思を大事にしたい」

港社長は、女性アナウンサーが編成幹部A氏の手引きで自身の誕生日会に参加させられていたのは事実かと問われ、「後輩たちがお祝いの会を開いてくれ、7~8人が参加した。名前の特定は控えたいが、女性もいました。参加した女性がはたして喜んで参加したのか、気が進まなかったのか。思いが至らなかったのでわかりません。そういう会を催すときは、本人の意思を本当に大事にするように、企業風土が刷新されなければいけないと感じています」と回答。


【午後5時】港社長 女性アナの会食について「ちょっと嫌だったけど行かざるを得ないかと思って来た人もいたのかもしれない」

港社長は、女性アナウンサーを意に沿わぬ形で会食の場に誘ったりしたことはなかったかと問われ、「アナウンサーという仕事はいろいろな職場の人と知り合って知識を得るみたいなことも大事だと思っています。そういう中で過去女性アナウンサーを同席した親睦会や食事会というのは、ありました」と説明。

「今、冷静に考えると優越的上位にある立場の人間が食事に誘ったときに、あまり気が進まなかった人もいたのではないかとか、ちょっと嫌だったけど行かざるを得ないかと思って来た人もいたのかもしれない。もう少し本人たちの意思の確認とかそういうようなことをしっかりやっていかなければいけないなというふうに思っています」と回答。


【午後4時50分】金光会長「お手盛りの調査にするつもりはない」

嘉納会長は、第三者委員会の竹内委員長と事前にやりとりをしていたことで独立性に疑問があるのではと問われ、「私の説明に誤解される部分があった。社員説明会での私の説明が悪かった」と説明。金光社長も、「すべてスクリーニングをかけて、過去に取引のない弁護士の先生を選んでいます。われわれには隠す意図や、身内でお手盛りの調査をしようということはまったくない」と補足しました。


【午後4時48分】遠藤副会長「それぞれの役員がそれぞれの責任を取るべき、それは常勤役員全員に波及するものでと思います」

遠藤副会長は日枝相談役が責任を取らないことについて問われ、「第三者委員会の報告というのがリアルにいつ出るかというのは私も存じ上げません。これは第三者委員会の方々の決定によるものですが、その時期というのを一つのめどにして、それぞれの役員がそれぞれの責任を取るべきだというふうに思っておりまして、それは常勤役員全員に波及するものだと思います」と回答。


【午後4時44分】日枝相談役の会見不在 遠藤副会長「この会見自体がフジテレビの問題で、フジテレビの会長社長以下で対応」

遠藤副会長は日枝相談役が会見に登壇しないことについて問われ、「この会見自体がフジテレビの問題。フジテレビの会長社長以下で対応しております」と回答。


【午後4時33分】質疑応答が始まる

港社長は、女性社員が仕事の一環で食事会に行かなければならない企業風土について問われ、「まず女性と中居氏の間には、仕事上で面識はありました。そして事案が起きて相談をしたのではなく、様子がおかしいと思った社員が声をかけた。特定の社員が関係していないと判断したのは、中居氏や本人へのヒアリングや通信履歴などを通して、特定の日の食事会には関与していないとわかった」と回答。


【午後4時19分】上野広報局長がこれまでの経緯の説明を始める

【午後4時17分】金光FMH社長 「17日時点で第三者委員会設置は視野に入れつつも最終決定に至らず」

金光FMH社長:
「17日の会見におけるフジテレビ役員の発言についてご説明いたします。この時点でフジテレビとしましては、第三者委員会の設置を視野に入れつつも、最終的な決定に至っておらず、会見で担当役員が『第三者の弁護士を中心とした調査委員会です』と曖昧な発言をいたしました。この発言により甘い調査を疑われる事態となり、調査への姿勢に疑問を生じさせたことにつきましては、この席でお詫び申し上げます」


【午後4時12分】清水新社長が登壇「ゼロからのスタート」

清水新社長:
「初めに今回報道されている事案において、女性への配慮が欠けた対応をしたことに対し深くお詫び申し上げます」
「今回の事案は、信頼の重みとそれを失うことの深刻さを改めて私達に突きつけています。今問われている人権とは誰もが生まれながらに持っている、人々が幸せを追求する最も基本的な権利です。これを侵害する行為は決して許されません。この考えに基づき、逸脱する行為への厳正な対処、再発防止策の徹底を決意を持って進めてまいります」
「信頼回復なくしてフジテレビに未来はありません。この覚悟を胸に全力で取り組む所存です。ゼロからスタートです」


【午後4時9分】港社長「女性には直接お詫びしたい」

港社長:
「女性は長い療養期間を要し、仕事への復帰が叶わない状況になってしまいました。弊社に対する様々な気持ちを汲み取りきれていませんでした。彼女に深い失望を抱かせてしまった。願わくば、ご本人にお会いして、直接お詫びしたいと考えています。」


「そして、取引企業や広告会社の皆様の信頼を失い、大変なご迷惑をおかけしています。グループ各社にCM出稿の影響が広がっていることに留意しています。各社は弊社とは独立した企業であります。どうかその点をご配慮いただきたく申し上げます。」


【午後4時6分】港社長「カメラから逃げたと言われても仕方ない」

港社長:
「先日の会見について、一部のメディアに限定し、かつ、テレビカメラを入れない形で行うという判断は、テレビ局としての透明性や説明責任を欠くものでした。これまで、カメラを向けて疑惑を追及してきた弊社が、カメラから逃げたと言われても仕方のないことでした。視聴者、国民の皆様に多大なご迷惑をおかけしました。改めてお詫びいたします。申し訳ございませんでした。」


「そして、本件に関してです。誰にも知られずに仕事に復帰したいという女性の意思を最大限尊重し、体調の回復とプライバシーの保護を最優先にしてきました。しかしながら、本件は人権侵害が行われた可能性のある事案であります。

それに対して、社内での必要な報告や連携が適切に行われなかったこと、中居氏に対して、適切な検証を行わずに、番組出演を継続してしまったこと、タレントや関係者との会食のあり方等について、対応に至らない点があったと痛感しています。私自身が人権への認識が不足していました」


【午後4時5分】港社長が社長辞任を報告し、関係者に謝罪

港社長:
「このような事態を招いた責任を痛感しており、フジテレビの社長とフジ・メディア・ホールディングスの取締役を辞任しました。私も、第三者委員会の調査対象です。全面的に協力して、真実の解明と再発の防止、企業風土の刷新に向けて、尽力していきたい。

視聴者の皆様、並びに全ての取引先の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますこと、申し訳ございません。」


【午後4時3分】嘉納会長が自身と港社長の辞任について言及

嘉納会長:
「私は、本日付でフジテレビジョン並びにフジ・メディア・ホールディングスの
代表取締役会長を辞任することといたしました。また、フジテレビジョンの代表取締役社長並びにフジ・メディア・ホールディングスの取締役である港浩一も、辞任することといたしました。いろいろ皆様方には大変ご心配ご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした」


【午後4時2分】嘉納会長が当事者の女性、関係者に謝罪

嘉納会長:
「社として、人権に対する意識の不足から十分なケアができなかった。当事者の女性に対し、心からお詫びを申し上げたいと思います」
「皆様方に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」


【午後4時】記者会見始まる

フジテレビ嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港浩一社長、フジ・メディア・ホールディングス(HD)金光修社長が登壇しました。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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