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「この4年はただただ悲惨」イスラエル総選挙、ネタニヤフ政権に“審判の時”イスラエルの投票所で見えた市民の“本音”【news23】

海外
2026-10-28 12:41

日本時間28日午前5時に投票が締め切られる、イスラエルの総選挙。ここ数年、ガザ地区やイランなどに戦火を広げてきたネタニヤフ政権に国民はどんな審判を下すのか。イスラエル現地を取材しました。


【写真で見る】「この4年はただただ悲惨」問われる“ハマス奇襲の責任”


通算19年 ネタニヤフ政権の行方は

記者
「イスラエルの総選挙が始まりました。投票所の前の道には各政党がブースを出していて、投票に訪れた人たちに対して最後の支持を呼びかけています」


――なぜネタニヤフ氏を支持していますか?


ネタニヤフ首相支持(女性)
「彼が戦争において誰にもできなかったことをやり遂げたからです」


ネタニヤフ首相不支持(男性)
「この4年間で起きたことは、経済、市民の安全、あらゆる面でただただ悲惨でした」


ネタニヤフ首相不支持(女性)
「長年続いた政権を変える時が来ました。これ以上政党の対立や国民の分断を招かないような首相が望ましいです」


日本時間27日午後2時から始まった投票。19年にわたり政権を率いたイスラエル・ネタニヤフ首相に、国民はどんな審判を下すのでしょうか。


大勢の支持者に囲まれ、笑顔を見せるネタニヤフ氏。その表情とは裏腹に、今回の選挙では厳しい戦いを強いられています。


イスラエルの総選挙は、一院制の120議席をめぐる争い。政権の維持には、与党で過半数(61議席)の確保が不可欠ですが、最新の世論調査では、過半数に届かない予想となっています。


与党「リクード」党首 ネタニヤフ首相(22日)
「私に首相になってほしいですか?それならリクードに投票してください!リクード!リクード!本当にありがとう!」


今回大きな争点となっているのが、「イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃」の責任です。“ミスター安全保障”とも呼ばれるネタニヤフ氏。しかし…


問われる“ハマス奇襲の責任” 国民の審判は

2023年10月、ガザを実効支配する「ハマス」がイスラエルの市民を襲撃し、約1200人を殺害。人質として、250人あまりを連れ去りました。


ベエリの住民 アブラハム・ドボリさん
「テロリストは、ここにあった42戸の住宅やアパートに侵入しました」


ガザに隣接する、南部・ベエリ。この集落では、100人以上がハマスに殺害され、多くの住宅が燃やされました。住民のほとんどはベエリを離れたまま。


「なぜ奇襲を防げなかったのか?」その責任が、この選挙で問われているのです。


ベエリの住民 アブラハム・ドボリさん
「ユダヤ人の歴史上、この地で最大の失態を引き起こした人々が正常な民主主義を遂行できるはずがありません」


ハマスとの停戦合意後も、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエル。
さらに、アメリカと共にイランへの攻撃を主導するなど、中東での戦火を広げています。


ベエリの住民 アブラハム・ドボリさん
「3年ですよ。このような小さな国で、どうしてこれほど長い戦争があり得るのでしょう。どうやって(ガザと)共存していくかという解決策を見つけるしかありません」


ネタニヤフ政権の「続投」か「交代」か。まもなく審判の時を迎えます。


イスラエル総選挙 投票率は時間帯別集計で44.9%は過去最高

中東支局長 増尾聡 記者:
投票開始から10時間ほど経ちまして、投票所に足を運ぶ人の姿もまばらになってきました。


投票率について、非常に驚くべき数字が入ってきました。投票開始から7時間経った時点での投票率が44.9%に上ったということです。これは、時間帯別の集計を始めて以降、過去最高ということです。


今回の選挙は意義も含め、まさにイスラエルにとって歴史的な選挙になっていると言えます。


選挙の結果は、日本時間の午前5時ごろに投票が締め切られて、その後出口調査などが伝えられることになります。


ただ、事前の世論調査によりますと、ネタニヤフ首相を中心とする与党陣営は非常に劣勢だということです。


一方で、野党陣営も過半数を上回ることが極めて難しいという情勢が出ているので、投票が終わったあとに、連立政権の樹立に向けた交渉が始まることになります。ただ、連立交渉も難航することが予想されていて、政権交代になるのかそうではないのかというのが分かるまでには、少し時間を要することになりそうです。


藤森祥平キャスター:
もしネタニヤフ首相が負けると、国内だけではなくて中東情勢にも大きな影響が出そうです。


中東支局長 増尾聡 記者:
ネタニヤフ首相の最大のライバルとされている、野党党首のアイゼンコット氏がいますが、実はこの方の安全保障政策はネタニヤフ首相と似通っていると言われています。そのため、対イランや対ハマスといった面では、なかなか目に見える変化がすぐに訪れるということはないかもしれません。


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