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【ノーベル平和賞】ICC元判事ピレイ氏が選出 「平和と国際法の推進に貢献」と評価 トランプ大統領は受賞逃す 米政権はICC本体への制裁発表【news23】

海外
2026-10-10 14:20

今年のノーベル平和賞に、ICC=国際刑事裁判所の判事などを務めたナバネセム・ピレイさんが選ばれました。ピレイさんは「平和と国際法の推進に貢献した」と評価されましたが、先ほど、アメリカ・トランプ政権はICCへの制裁を発表しました。


【写真で見る】「とてもいいね」ノーベル平和賞に意欲…笑みを見せるトランプ大統領(2018年)


元ICC判事ピレイ氏の選出に「国際司法が果たす重要な役割が評価された」赤根所長がコメント

2026年のノーベル平和賞は、「法の秩序」を守ろうと戦う人に送られました。


ノルウェー・ノーベル委員会 フリードネス委員長
「2026年のノーベル平和賞を、平和と国際法の推進に貢献したナバネセム・ナビ・ピレイ氏に授与することを決定しました」


ICC=国際刑事裁判所の所長・赤根智子さんの受賞はなりませんでしたが、受賞したのはICCの判事も務めたナバネセム・ピレイさんでした。


ピレイさんの受賞について、赤根さんは「恒久平和の礎として国際司法が果たす重要な役割が評価された」とコメントを発表しました。


ナバネセム・ピレイさん
「私は『冗談に違いない』と言いました。私は弁護士であり裁判官でもありますから、まだこの情報を検証したいと思っています」


「世界は正義・人権を重視している」受賞の意義についてピレイ氏がコメント

受賞の意義については…


ナバネセム・ピレイさん
「私がノーベル平和賞に選ばれたことが、世界が正義や人権の保護をいかに重視しているかという力強いメッセージとなることを願っている」


ピレイさんは南アフリカ出身。1994年に発生し、約100日間で80万人の住民が虐殺されたとも言われる、ルワンダ虐殺を裁くための国際刑事裁判所などを歴任。現在はICJ=国際司法裁判所の判事です。


近年では、イスラエルとパレスチナに関する国連人権理事会が設置した調査委員会の委員長を務めました。


2025年、この委員会は2023年以降にイスラエルがガザで行った作戦が、ジェノサイド=大量虐殺にあたると認定する報告書を発表しています。


ノーベル平和賞の選考委員会は、今回のピレイさん受賞の意義をこう強調します。


ノルウェー・ノーベル委員会 フリードネス委員長
「国際法はもはや平和と安全の単なる補完物ではありません。絶対に必要なものです。(ピレイさんの受賞は)国際体系や国際的なルールに基づく体制、そして機関を攻撃し、そこなう人々へのメッセージです」


「“それ以上”をやってきた」 トランプ大統領はノーベル平和賞に未練?

そのノーベル平和賞を長年待ち続けているのが、アメリカのトランプ大統領です。


トランプ大統領(7日)
「彼ら(ノーベル委員会)がどんな決定を下すかは分からないが、私のような人間には受賞させないという評判もある。だが結果がどうあれ、私はそれ以上のことをやってきた」


トランプ氏は、パレスチナ自治区ガザの戦闘をめぐる仲介など、「8つの戦争を解決した。何百万人もの命を救った」などとし、自らを“ノーベル平和賞にふさわしい”と主張しています。


2018年には、支持者から…


支持者
「ノーベル平和賞!ノーベル賞!」


トランプ大統領
「とてもいいね、ありがとう。ノーベル賞か…」


2025年6月には、「ノーベル平和賞を4、5回もらっていてもおかしくない」と発言。


高市総理も2025年、日米首脳会談の際、“ノーベル平和賞に推薦する”とトランプ氏に伝えたと、ホワイトハウスは明らかにしています。


2025年の平和賞に選ばれなかったトランプ氏は…


トランプ大統領
「私はもう純粋に平和を考える義務を感じない」


結局、2026年も発表の場でトランプ氏の名前は呼ばれず。ノーベル委員会は2026年の平和賞をめぐり、「平和と法の秩序」の重要性を強調しています。


トランプ政権がICC本体への制裁を発表

こうしたなか、アメリカのトランプ政権は、ICC=国際刑事裁判所の組織本体を制裁対象に指定したと発表しました。


ルビオ国務長官は声明で「この“ならず者”裁判所との取引を禁止し、その資金源を断ち、活動能力を麻痺させる」とコメントしました。


戦争犯罪の捜査などをめぐりICCと対立するトランプ政権は、すでに赤根智子所長らに対する資産凍結などの制裁を発表しています。


これを受け、高市総理は自身のXを更新し、「日本の立場と相容れるものではなく深く懸念している」と投稿しました。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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