
「100日」が「90分」に…一体なんの数字かというと「情報解析に要した時間」。今年2月に始まったアメリカ・イスラエルによるイラン攻撃で使用された軍事AIシステム「メイブン」の恐るべき性能に迫る。
【写真で見る】米軍AI「メイブン」 ハメネイ師殺害まで“11分23秒”
ハメネイ師の捕捉から殺害…わずか“11分23秒”
「我らが指導者よ! 殉教した指導者よ!」
7月6日…
JNN中東支局長 増尾聡 記者
「いま棺が見えてきました。37年間イランを率いたハメネイ前最高指導者の遺体を納めた棺が見えてきました。イランの国旗に覆われています」
2026年2月のアメリカとイスラエルによる攻撃初日に殺害されたハメネイ師の国葬が行われていた。
増尾特派員がリポートしていると…
市民
「トランプにとどめを!」
「アメリカに死を!」
今回の攻撃、ハメネイ師を捕捉してから殺害するまでにかかった時間は、わずか11分23秒。
さらに、作戦に必要な情報解析のスピードも衝撃的。人間だと328人で100日かかる膨大な量だが、AIを活用したことで、わずか90分しかかからなかったという。
ハメネイ師殺害を皮切りに、革命防衛隊の司令部や弾道ミサイルの関連施設など24時間で実に1000か所以上を攻撃した。
この驚異的な攻撃速度を可能にしたのが、アメリカの軍事AI「メイブン」だ。
「まるで魔法」承認ボタン押すだけ…一瞬で攻撃完了
「メイブン」は敵のデータを分析し、作戦の立案などを行う軍の指揮統制システム。
国防総省とAI企業「パランティア」が開発。今回はじめて大規模な戦闘に投入された。
米国防総省 AI部門責任者
「敵より早く優れた判断を下すこと。それが戦争に勝つカギだ」
戦争のスピードを圧倒的に速めたメイブンの能力とはーー
パランティアが公開したドローンのデモ映像には、建物や車だけでなく、歩いている人の動きまではっきり捉えられている。
さらに画面にはミサイルの発射基地など標的の一覧が表示され、それらに対する作戦の進捗も「検知」「兵器選定」「実行中」などのステータスで分けられ、状況が一目でわかる状態に。
攻撃するターゲットを画面上で「兵器選定」の列にドラッグし、AIに作戦を立てさせると、最適な攻撃手段として「装甲戦闘車」が提案された。
あとは司令官が承認ボタンを押すだけ。一瞬にして攻撃が完了した。
米国防総省 AI部門責任者
「右クリック、左クリック…まるで魔法だ」
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