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対米投資の光と影… “史上最大”ガス火力発電所で起工式 一方、別のプロジェクトでは採算面に疑問の声 同様案件で米企業が相次いで撤退も

海外
2026-03-21 18:05

アメリカのトランプ政権との関税交渉で日本が約束した対米投資の第一弾となるプロジェクトの起工式がオハイオ州で行われました。一方、テキサス州のプロジェクトでは採算面に疑問の声も聞かれています。


アメリカ中西部オハイオ州。ソフトバンクグループの孫正義会長やライト・エネルギー長官らが並んで参加したのは、AIデータセンター向けの電力をつくる「史上最大規模のガス火力発電所」の起工式です。


このプロジェクトは、関税交渉で日本が約束したおよそ80兆円の投資の第一弾として進められています。対米投資をめぐっては日米首脳会談でも…


高市総理
「米国産エネルギーの生産拡大に、日米でともに取り組んでいくことを確認いたしました」


共同文書では日本の対米投資が「日米同盟の新たな黄金時代への道を切り開く」と明記しています。


記者
「ソフトバンクグループの孫正義会長がステージに登壇しました」


ソフトバンクグループ 孫正義 会長
「私たちがここで築き上げようとしているのは世界最大で最強の知能なのです」


孫会長は、同じ敷地内に日米の21企業と共同でおよそ80兆円を投資し、アメリカ最大規模となるAI向けのデータセンターを建設することも明らかにしました。


関係者によると、このプロジェクトにより最大で3万5000人の雇用を生み出すということで、建設にかかわる作業員たちは期待を寄せています。


近くに住む作業員
「地域にとって、とても大きな雇用主なので経済に良い影響をもたらすはずです」
「地域のためにも子どもたちの将来のためにも、必要だと思います」


一方で「日本の投資プロジェクト」を疑問視する声も。南部テキサス州では、大型石油タンカーのための「ターミナル」を沖合に建設する計画が発表されています。複数の日本企業が参画予定で、投資規模はおよそ3300億円です。


記者
「日本の投資で作ろうとしている施設は、あちらの方向に見える船、そのはるか沖合に建設する予定だということです」


地元に住むギャリー・ウィットさん。環境破壊などの面から新たなインフラの建設に反対していますが、そもそも「採算」面も疑問視しています。


地元に住む ギャリー・ウィットさん
「2つの会社が撤退しました。収益面を検討した結果、見込んだ利益が得られないと判断し、手を引いたのです」


テキサス沖には同じようなインフラ建設の巨大プロジェクトが複数ありますが、この地域ではアメリカ企業が相次いで撤退しているといいます。


地元に住む ギャリー・ウィットさん
「このプロジェクトは間違いです。米国企業が利益を見込んでいないというのが答えです」


日米両政府は今後もプロジェクトの選定を加速する方針です。


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