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中国全人代で「民族団結進歩促進法」が成立 「民族の団結損なう場合は処罰」少数民族への統制さらに強まる懸念

海外
2026-03-12 18:49

中国で開かれていた全人代=全国人民代表大会で、「中華民族の共同体意識」を高める法案が可決されました。「民族の団結を損なう」と判断された場合は処罰の対象となることから、少数民族への統制がより一層強まることが懸念されます。


きょう可決されたのは「民族団結進歩促進法」で、「中華民族共同体意識を強固にするための法律的な基盤を固め、中華民族の偉大なる復興という中国の夢を実現させる」ものとしています。


具体的には、▼就学前から子どもたちが中国語を使うことや、中国語教育を徹底させること、▼少数民族の文字の表記が必要な場合は併記が認められるものの、中国語表記を目立つようにしなくてはならないこと、▼家庭内でも「中華民族は一つの家族」という考えを教えることなどが盛り込まれています。


対象には香港や台湾も含まれており、台湾の市民に対しても、「中華民族への帰属意識を高め、ともに中国人であるという認識を強めるよう」求めています。


法律では「民族団結を破壊し、民族を分裂させる行為を禁止する」としていて、もし、当局が「民族の団結を損なう行為」と判断した場合は処罰の対象となります。さらに、「外部勢力による民族や宗教、人権を口実にした誹謗中傷行為に断固反対する」として、外国の組織や個人に対しても法的責任を追及できる条項も盛り込んでいます。これらは、新疆ウイグル自治区やチベット自治区の人権状況に対する欧米の批判を念頭に置いたものとみられます。


習近平指導部はここ数年、「中華民族の共同体意識を強化する」として、少数民族に対し、中国語の使用を徹底させるなど人口の9割を占める漢民族との同化政策を推し進めています。今回の法律が施行されることで、より一層、少数民族への統制が強まることが懸念されます。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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