アメリカで開幕する世界最大規模のテクノロジーの祭典、CES。キーワードは人々の暮らしを楽にする「フィジカルAI」です。
AI頭脳+肉体「フィジカルAI」がキーワード
井上貴博キャスター:
毎年1月にラスベガスで開催される世界最大規模のテクノロジーの祭典「CES 2026」。そこで今回注目されたのが「フィジカルAI」という言葉でした。
「フィジカルAI」とは、頭脳としてのAIに、体や乗り物などフィジカルを備えた技術です。つまり、どんどん人間に近い状態になっていくというのが、今回のキーワードだといいます。
もはや人間 最新技術でロボットが「家事」
井上キャスター:
CES 2026で韓国のLG Electronicsの「LG CLOiD」というロボットが初公開されました。
例えば、仕事で外出中に、脱ぎっぱなしの洋服を片づけてくれたり、天気予報が「雨」になると、「雨が降りそう」とメッセージで知らせてくれたりします。
さらに、もうすぐ帰って来ると分かれば、冷蔵庫の中の具材を確認し、今ある材料で最適なレシピも提案。そして、家で着る部屋着まで準備してくれます。
こうしたフィジカルAIが活躍する未来が、やってくるのではないかということです。
「LG CLOiD」は、まだ実用化については発表されていないので、値段などはわかりませんが、ほかにも、▼パンを焼いてくれる、▼洗濯物をたたんでくれる、▼食器を食洗機に入れてくれるなど、さまざまなことができるといいます。
歩くロボットも開発まで時間がかかりましたが、ロボット技術では人間が当たり前にしている動作が難しいようです。
コップやペンを持つバランス感覚の再現が難しいと言われていましたが、「LG CLOiD」はタオルをたたむことまでできてしまいます。不安定なものを扱える技術が出てくるということで、驚かれているそうです。
東尾理子さん:
夢みたいです。肩に力を入れずに家に帰れそうです。家でも助かりますが、ホテルなどでも助かりますね。
一家に1台ロボットの時代?未来予測
井上キャスター:
CES 2026には、Nスタでも活用している「AI音声」を開発したTBSメディアテクノロジー局AI開発担当の大西陽一さんが出展しています。
大西さんは今後について、▼2040年ごろには公共施設などでロボットが活躍し、▼2050年ごろには一家に1台のロボット時代が到来すると予測しています。
【2040年】大西さんによると
●介護ロボットが登場し、人材不足解消の一手に?
●ロボットがバーテンダーに?
●店員がロボットになり…
→購入する品物を見て「今日はカレーですか?いいですね」など会話も可能に?
【2050年】大西さんによると
●ロボットが街中で買い物をするようになり…
→電車の中は「人間用」の座席と、「ロボット用」の充電スポットとなる座席が分けられる?ロボット専用車両が設けられる?
●家にいるときに「ノドが渇いたな」と思うと…
→ロボットが察知して飲み物を用意してくれる?
生活習慣などから時間を見て飲み物を用意してくれることも考えられますし、人間にチップを入れる時代になれば脳波を読み取ってくれるかもしれません。ここまで来ると少し怖いと感じる部分もありますね。
東尾理子さん:
ロボットは座らずに、席を譲ってくれるんじゃないですか?
「お薬の時間だよ」生活に寄り添うロボットも
井上キャスター:
日本のメーカー「リビングロボット」が開発した 「メカトロメイトQ」(通称Qちゃん)をご紹介します。
家族団らん中に天気が良く、暖かくなってくると、Qちゃんが「気温が27度に上昇したから、エアコンつけてもいいですか?」と、部屋の温度や湿度を感知して、エアコンをつけてくれます。
さらに、家族の生活リズムを学習させると、「お薬の時間だよ」などと適切なタイミングで声かけをしてくれ、薬の飲み忘れなども防止することができます。
身につける健康器具と連動させることで体の状態も認識し、声をかけてくれたり、アドバイスをしてくれたりするということです。
また、家の外から家族に電話して、なかなか出てもらえない時は、Qちゃんに電話。「家族を探して」とお願いすれば、Qちゃんに登録されている顔のデータから、家にいる家族を探してくれます。
テレビ電話機能を使えば、Qちゃんを通して家族と会話をすることができるといいます。
「メカトロメイトQ」は、▼プログラミングをしておけば、自動的にエアコンのON/OFFなど設定可能、▼顔を登録しておけば、その人に合わせた会話の内容を提案してくれるということです。価格は40~60万円(別途月額料金)で、来年度発売予定です。
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<プロフィール>
東尾理子さん
タレント・プロゴルファー
フロリダ大学卒業 3児の母
不妊治療の経験を積極的に発信
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
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