E START

E START トップページ > 海外 > ニュース > 化学賞の北川進氏がノーベルレクチャー「固体・液体から“気体”の時代へ」

化学賞の北川進氏がノーベルレクチャー「固体・液体から“気体”の時代へ」

海外
2025-12-09 04:00

ノーベル化学賞を受賞する京都大学の北川進特別教授が8日、ストックホルムで講演を行い、世界はいま、石炭や石油に依存する時代を経て、「気体を活用する時代」に入ろうとしていると語りました。


記者
「まもなく、北川教授が一番力を入れていると話していたノーベルレクチャーが始まります」


「ノーベルレクチャー」は、授賞式の前に受賞者が一般市民に向けて行う記念講演です。


北川さんは、研究テーマである「金属有機構造体」について、無数の穴に気体などの物質を閉じ込めることができる新たな材料だと説明したうえで、地下資源に依存しない世界へ移行するためには、『気体』をコントロールし、活用する技術が求められていると語りました。


京都大学 北川進 教授
「地下資源の枯渇が懸念される現代において、『気体』こそが重要な役割を果たすべきです。時代は『固体』・『液体』から『気体』へとシフトしています。私たちは今、『気体の時代(GASAGE)』に入ろうとしています」


講演を聞いていた、京都大学からの留学生は…。


京都大学の学生
「分野は違うけど、自分も頑張ろうってモチベーションに繋がりました」


ノーベルウィーク中の大きな仕事を一つ終えた北川教授。安堵の表情を浮かべました。


京都大学 北川進 教授
「(Q.始まる前は講演が一番楽しみと話していましたが)終わっても楽しみです。3人(他の受賞者)の話がいっぱい聞けてよかったです。(Q.来て下さった方々に届いたと思いますか)でしょうね。私の言いたいことはあれだけですから。(Q.次は気体の時代だと)そうです、気体です」


授賞式は、日本時間11日未明に行われます。


「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【後編】「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
「あんな微罪で死ぬことはないだろう…」逮捕直前にホテルで命を絶った新井将敬 衆院議員「この場に帰って来れないかもしれないけども、最後の言葉に嘘はありませんから」【平成事件史の舞台裏(28)】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ