
中米・ホンジュラスで大統領選挙の投票が行われ、台湾との関係改善を求める野党候補が優勢に立っています。
ホンジュラスで先月30日、任期満了に伴う大統領選挙の投票が行われました。選挙には5人が立候補し、2023年に現政権が台湾との外交関係を断ち、新たに中国と国交を樹立したことへの賛否が主な争点となっています。
選挙管理当局によりますと、開票率40.16%の時点で、台湾との外交関係の回復を主張する右派の国民党・アスフラ氏が得票率40.62%と優位に立っています。
僅差で、中道右派で同じく親台湾の自由党・ナスララ氏が追い、中国との関係継続を訴える左派の与党、リブレ党のモンカダ氏に差をつけています。
選挙をめぐっては、アメリカのトランプ大統領が左派のモンカダ氏を批判したうえで、右派のアスフラ氏の支持を明言していて、アスフラ氏が敗北した場合、ホンジュラスへの資金援助を削減する意思を示していました。
現在も開票作業が続けられていて、結果は現地時間1日以降に判明する見通しです。
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