E START

E START トップページ > 海外 > ニュース > 韓国で“国をあげた”大学入試 日本語の受験者が急増「若者の相互の好感度が高い」【Nスタ解説】

韓国で“国をあげた”大学入試 日本語の受験者が急増「若者の相互の好感度が高い」【Nスタ解説】

海外
2025-11-13 22:55

韓国では11月13日、「大学修学能力試験」、通称「修能(スヌン)」が行われました。


【写真で見る】毎年おなじみ?パトカーで送り届けられる受験生


受験で“飛行機の離着陸禁止”

警察のパトカーなどで、受験生を送り届ける毎年おなじみの光景です。

空港に行ってみると…

記者
「午後1時5分になりました。リスニングに影響が出ないようにと、飛行機の離着陸が禁止されています」


「若者の相互の好感度が高く」日本語受験者が急増

国をあげての一大行事「修能(スヌン)」ですが、日本語の試験科目を選択する受験者数が急増しているそうです。


日本語の授業
先生「いらっしゃいませ、何名さまですか?」
生徒「(復唱)いらっしゃいませ、何名さまですか?」


韓国教育課程評価院によると、日韓関係が最悪とも言われた2019年に比べると、受験者数は4倍以上に増加

今では第2外国語の中で、トップになりました。

日本語と韓国語は文法などが近く、学びやすいという利点もあるようです。


国民大学日本学科 イ・ウォンドク 教授
「日韓関係が大きく改善され、いま特に若者の相互の好感度が高くなりました。そうした若者の認識が、そのまま入試にも反映されたのではないかと思います」


日本語を選んだ韓国の若者たちは、今後、どのような日韓関係を築いていくのでしょうか。


ミャンマーでは3年間で約5倍に

井上貴博キャスター:
歴史的にみても、隣の国と政治的にうまくやっていくのはなかなか難しいことですが、政治がこえられない壁を民間交流がこえていくということですね。

しかも、日本では韓国語を学ぶ人が増えているそうで、文化も入ってくるので、ものすごくいい傾向だなと感じます。

そんななかで、こんなデータがあります。


【2024年度 海外で日本語を学ぶ人 約400万人】
1位 中国 約102万人
2位 インドネシア 約73万人
3位 韓国 約56万人
4位 オーストラリア 約42万人
5位 タイ 約19万人
6位 ベトナム 約16万人
7位 アメリカ 約13万人
8位 台湾 約12万人
9位 ミャンマー 約10万人
10位 インド 約5万人
※国際交流基金(JF)「2024年度 海外日本語教育機関調査」より


海外で日本語を学んでいるのは約400万人だと言われていますが、ミャンマーではかなり増えているそうです。


京都精華大学のナン ミャ ケー カイン特別任用准教授は「日本は安全で、奨学金制度が充実していて、勉強する環境が整っている。特定技能制度など、働く環境も良い」と話しています。

増減で見ても、2021年度は16位(1万9124人)だったところ、2024年度には9位(10万315人)と、3年間で約5倍になっているということです。


「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
「彼女から告白を受けていた」26年前の未解決事件、逮捕された安福久美子容疑者は被害者の“夫の同級生” まさかの人物に夫は…「事件の前年OB会で…」【news23】
【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【後編】「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ