
中国軍の最高指導機関である中央軍事委員会ナンバー3の何衛東副主席ら9人について、中国国防省は「重大な規律違反」の疑いで党籍をはく奪したと発表しました。汚職に関与した疑いがあるとみられます。
中国国防省は17日、中央軍事委員会ナンバー3の何衛東副主席や苗華元政治工作部主任ら9人について、「重大な規律違反」の疑いで党籍をはく奪したと発表しました。
規律違反の詳しい内容は明らかにされていませんが、国防省の報道官は談話を発表し、9人について「職務に絡んだ犯罪に関与した疑いがあり、極めて深刻で悪質であった」と指摘。「軍の検察機関に移送し、法に基づいて捜査、起訴する」としていて、汚職に関与した疑いがあるとみられます。
また、今回の処分について「反腐敗闘争を最後までやり遂げるという断固たる決意を改めて示した」と評価し、今後も汚職を厳しく取り締まる考えを強調しました。
習近平国家主席がトップを務める軍の最高指導機関・中央軍事委員会では、おととし10月に李尚福前国防相が、今年6月には苗華氏が解任されていました。今回、何衛東氏が処分されたことで、委員7人のうち3人が失脚するという異例の事態となっています。
今月20日からは中国共産党の重要会議「4中総会」が開かれる予定で、中央軍事委員会の欠員が補充されるかどうかが焦点となります。
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