
「香港国家安全維持法」の施行から5年を迎えたきょう、日本に亡命している民主活動家らが会見を行い、今もなお続く中国政府による弾圧の実情を訴えました。
都内で会見を行ったのは香港から亡命している民主活動家やアーティストらで、反政府的な活動の取り締まりを目的として香港で5年前に施行された「国家安全維持法」を改めて非難しました。
香港出身アーティスト ケイシー・ウォンさん
「香港政府は法律を武器にしています。『国家安全維持法』はもちろん本物の法律ではなく、偽の法律です」
会見に臨んだ活動家らは、中国政府による圧力がアジア太平洋地域全体に及んでいると指摘したうえで、日本は民主主義を守る責任を果たすべきだと主張しました。
また、香港の民主派団体「社会民主連線」が29日、政治的な圧力を理由に解散を表明したことについて、「これが今、香港で起きていることだ」と述べて危機感をあらわにしました。
World Liberty Congress ジョーイ・シューさん
「香港では民主派政党が無くなります。これは『国家安全維持法』の深刻さと人権の衰退を如実に物語っていると思います」
活動家らは、今後も自由と民主主義に基づき、抵抗を続けていくことが重要だと訴えました。
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