緊迫感が続く中東情勢で大きな動きです。攻撃の応酬を続けていたイスラエルとイランが停戦で合意したとアメリカのトランプ大統領が発表しました。
トルコ東部のイラン国境です。イスラエルとイランの衝突が始まって以降、ここはイランを逃れた人が到着する場所でした。ただ停戦の一報を受けて、今はむしろその逆で、イランに戻ろうとする人たちが集まって、先ほどは車が渋滞する様子もありました。
事態が大きく動いたのは、日本時間午前7時ごろです。アメリカのトランプ大統領は自身のSNSで「イスラエルとイランが完全かつ全面的に停戦することで合意した」と発表しました。
日本時間きょう午後1時をめどに、まずイランが停戦に入り、その12時間後にイスラエルも停戦に応じるもので、あわせて24時間の暫定的な期間が終われば、公式な停戦が成立するとしています。
この停戦に関しての両国の反応ですが、イランのアラグチ外相は「イスラエルが違法な侵略を停止すれば、我々も反撃を続けるつもりはない」と表明。そして先ほど、イスラエルのネタニヤフ首相も、「核の脅威を排除するという目的を達成した」として、停戦に合意したことを明かしました。
トランプ大統領は2時間ほど前に「停戦が発効した」と新たな投稿をし、違反しないよう呼びかけていて、両国が停戦を守り、このまま事態が鎮静化していくのかが注目されています。
Q.日本時間の朝の時点では、トランプ大統領が一方的に発表しただけなので、本当のところちょっとよくわからないという動きがありましたが、今のリポートだとある程度、イスラエル側も発表したということは、停戦合意の発効が進んだと考えていいんでしょうか。
そう見て大丈夫だと思います。イランがまず、私達はイスラエルが攻撃をしなければやめるということを表明しまして、その後、イスラエルの正式な発表まで時間がありましたが、地元メディアなどは政府高官の話として、私達も攻撃をとめるんだと、そういった報道も出てきていましたので、そして今、さらにその後に公式な声明も出ましたので、このまま停戦が発効していく流れというふうに見ていいと思います。
Q.ここにいらっしゃる方の人数は増えてきていますか。こういう報道、一連の情報がどんどん入ってきて、変化はどうでしょうか。
この中継が始まる前は、車両が長く渋滞している様子もありました。そして、この時間になって人も多く集まってきていて、イランの方に戻っていく方々、やはりお話を伺いますと、この停戦を受けて、もう安全に暮らせるんだということで戻る方が多くいらっしゃいます。
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