
イギリス政府は、性犯罪者の再犯防止のために性欲を抑える薬物を投与する「化学的去勢」の義務化を検討していることを明らかにしました。
BBCなどによりますと、マフムード法相は22日、性犯罪者の再犯防止のため、薬物の投与で性欲を抑制する「化学的去勢」について、一部の刑務所で試験的に導入しているものを20か所に拡大させる方針を明らかにしました。
また、化学的去勢を本人の同意に基づく「任意」の治療ではなく、義務化することも検討しているとしています。
化学的去勢とは、薬物を服用したり注射したりすることで男性ホルモンの生成を抑え、性欲や性衝動を減らす薬物療法で、フランス、ドイツ、韓国やアメリカの一部の州などは治療の命令を可能としています。
イギリスでは厳罰化による刑期の長期化などで刑務所が過密状態となっていて、「化学的去勢」の実施拡大はその緩和のために受刑者を刑期満了前に釈放することが狙いだということです。
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?誤解の多いエアコン節約術【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】