
アメリカのトランプ大統領が中東のカタール王室からおよそ600億円相当の航空機を無償で譲り受けるとの報道があり、アメリカで物議を醸しています。
複数のアメリカメディアは11日、カタール王室がトランプ大統領に4億ドル=およそ600億円相当のボーイング社のジャンボジェット機を無償で贈与する計画だと報道しました。
正式な決定ではないものの、トランプ大統領が改修を施して大統領専用機「エアフォース1」として使用する計画だと伝えています。
アメリカ トランプ大統領
「カタールからの素晴らしい贈り物だと思う。とても感謝している。私はそのような申し出を断るようなことは決してしない」
トランプ大統領は12日、カタールから贈与の提案があったことを認めたうえで、航空機を譲り受けた場合、「新たな大統領専用機が作られるまで数年間、使用する」と説明しました。また、自らが大統領を退任した後に私的に利用することはないと強調しています。
飛行機の贈与をめぐっては、▼議会の同意を得ずに外国から贈与を受けることを禁じるアメリカの憲法の規定に違反するとの指摘が出ているほか、▼外国から提供された飛行機を大統領専用機として使用することは安全保障上、問題があるという声も上がっています。
トランプ大統領は2月に、フロリダの空港に駐機していた今回、贈与が取りざたされている飛行機を視察していました。
ABCテレビは、「飛行機は豪華な内装で、『空飛ぶ宮殿』として知られている」と伝えています。
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