台風25号による死者は新たに2人増えて9人となりました。千葉県の印旛沼では堤防の一部が決壊し、浸水の被害が出ています。
報告
「印旛沼です。堤防が決壊し、水があふれてしまっています」
千葉県にある印旛沼。県などが管理を始めた1969年以降、初めて堤防が決壊しました。大量の水が流れ出て、周囲の住宅などが浸水しています。近くに住む人は…
住民
「(農家の知人に)電話したら、家が大変なことになってると。機械も駄目、米を運ぶトラックも駄目。生まれてから70歳になるが、(こうした被害は)初めて」
県などによりますと、高崎川などが流れ込む印旛沼は、きのうの朝、過去最高となるおよそ5メートルの水位を記録。排水が追いつかず、2か所の堤防が決壊しました。
現在、利根川や東京湾に排水する施設をフル稼働させ、少しずつ水位を下げているといいます。
なぜ決壊したのか。専門家は…
東京理科大学 二瓶泰雄 教授
「印旛沼の流域に大量の雨が長時間にわたって降ったことによって、その降った雨が川を通して印旛沼に集まった。結果として印旛沼の水位が長時間にわたり、非常に高い水位を継続した」
浸水の被害は他の地域でも…
報告
「一夜明けた千葉県佐倉市内です。田んぼには多くの水が残っています」
高崎川が氾濫し、大規模な冠水が起きた佐倉市。けさ、市街地では水がひいたものの、故障したとみられる複数の車が路上に残されていました。
5連休の最終日。自宅が床上浸水した住民は、家財道具を外に出して泥を掃き出す作業に追われていました。
住民
「率直なところ、今後どうしようかなが…、ここに住み続けるのかどうかが悩みどころで」
土砂崩れによる行方不明者の捜索も続いています。
報告
「土砂災害発生から3日目です。消防や自衛隊が救助にあたっています」
土砂がアパートに流れ込み、20代の女性が行方不明になっている神奈川県三浦市では、大きなチェーンソーを現場に持っていく救助隊員の姿が。
このほか神奈川県内では、横須賀市長井で70代の女性の行方がわからないままです。
千葉県でも、鴨川市西町の土砂崩れ現場では山肌が露わになり、その下に倒壊した住宅が。
近隣住民
「家があると言っても、1割から2割くらいのものしか見えていなくて、下に家が埋まっている状況」
60代男性の捜索が続いています。
また、鴨川市小湊の住宅8棟が土砂に巻き込まれ2人死亡した現場でも、70代の男性の行方がわかっていません。
死者も新たに確認されました。三浦市初声町和田で行方不明となっていた原田佑佳さん(30代)がきのう夜、救助されましたが、きょう、死亡が発表されました。
また、千葉県印西市では、水没した車の近くから、60代の男性がみつかり死亡が確認され、死者は神奈川と千葉で9人に。現在も4人が行方不明です。
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