千葉県を中心に生息が確認され、農作物に被害をもたらしている特定外来生物の「キョン」。その被害は、茨城県でも確認されました。
■シカ科の特定外来生物「キョン」 ブドウ農園に被害
ビニールハウスをうろつく中型犬ほどの動物。
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「見てるだけなら、かわいいんですけどね。ブドウの木、食べられたらたまんないですよ。めっちゃ食べてますもん。やめろ、やめろ」
茨城県古河市の農園でブドウをむさぼっているのは…
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「初めて見た、これ。『キョン』って言うんですよね?」
シカ科の特定外来生物「キョン」。被害にあった農家は…
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「もうびっくりしましたね。これがキョンという動物なんだと、本当に初めて見たような感じだったので。第一印象はかわいかったが、よく見てみると、牙とかもあったので恐怖というか」
被害にあったブドウは1房ほど。農家が市に通報し、キョンは駆けつけた猟友会らによって捕獲されました。
■茨城では「褒賞金制度」 捕獲で謝礼3万円
すでにキョンが定着している千葉県では、2024年度までの9年間で、生息数がおよそ2倍に増えたと推定されていて、農作物への被害も拡大しているといいます。
茨城の農家からは不安の声が…
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「利根川を越えて越境してきているというのは、かなり恐怖を覚える。農業被害も、千葉の方は結構出ていると聞いているので、茨城にも広がらないかという心配がある」
茨城県ではおととしから、「褒賞金制度」をスタート。県内で撮影した写真や動画とともに情報を提供すると、2000円。捕獲した場合は3万円の謝礼が支払われます。
キョンの生息地はさらに広がっていくのでしょうか。専門家は…
森林研究・整備機構 森林総合研究所 亘悠哉さん
「(キョンは)暖かいところから寒いところまで生息できると知られている。茨城県に定着してしまった場合、その後、本州全域に広がって定着してしまうということが考えられる」
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