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改憲議論が活発に…「緊急事態条項」イメージ案めぐり与野党が議論、星浩さん「自民党は、いわゆる“お試し改憲”から…」【Nスタ解説】

国内
2026-05-14 21:15

国会では憲法改正をめぐる議論が活発になっています。衆議院の憲法審査会では14日、緊急時に国会機能を維持する「緊急事態条項」のイメージ案について、意見が交わされました。


【写真を見る】「緊急事態条項」のイメージ案とは?


「緊急事態条項」とは? 

自民党 古谷圭司 衆院憲法審査会長
「本日は緊急事態条項のイメージ案について討議を行います」


5月14日、衆議院の憲法審査会の冒頭、衆議院の法制局が説明したのは「緊急事態条項」のイメージ案。これまでの議論を踏まえた「たたき台」です。


そもそも、「緊急事態条項」とは、何を指すのでしょうか。


イメージ案では、
▼大規模な自然災害(地震など)
▼感染症のまん延
▼内乱
▼外部からの武力攻撃


などによって、国政選挙を実施できないことが明らかな場合には、国会議員の任期を延長することなどを柱としています。


地方では過去、大災害などで選挙の実施が困難になったことがあります。阪神・淡路大震災や東日本大震災の時です。


このときは地方選挙の延期が特例法で定められましたが、今の憲法のもとで国政選挙を延期したことはありません。


「イメージ案」めぐり各党の意見は…?

こうしたなか「緊急事態条項」を憲法に規定するかどうか。各党は次のように意見を表明しました。


自民党 新藤義孝 衆院議員
「いわば国難ともいうべき場合には、議員任期の延長特例の制度を備え、これを適用すると整理されたことについては、概ねの理解が得られるのではないか」


国民民主党 玉木雄一郎 代表
「来年の春の発議を目指すのであれば、積み上げのない新たな論点を追加するのではなく、条文案作りに着手することを求めたいと思います」


一方、中道改革連合はイメージ案により“課題が改めて浮き彫りになった”と指摘します。


中道改革連合 国重徹 衆院議員
「論点は出尽くしているので、あとは決めるだけだといった現状認識は当てはまりません。丁寧に論点を詰めていくことが必要です」


審査会では今後も議論を重ねる予定ですが、論点は多岐にわたっていて、意見集約をはかれるか不透明な状況です。


対立する緊急事態条項――改憲は本当に必要か

井上貴博キャスター:
憲法改正を巡っては、緊急事態条項の議論を先行させていこうという考え方でいいのでしょうか。


TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
自民党は、憲法9条よりも「緊急事態条項」や参議院の「合区問題」など、いわゆる“お試し改憲”と言っていますが、軽い方からやっていこうとしています。

憲法改正には、国民投票など膨大なエネルギーが必要なため、とりあえず、今必要な物価高対策や社会保障の問題などにエネルギーを振り向けてもらいたいと思いますね。


井上キャスター:
緊急事態条項については、「現行憲法にある参議院の緊急集会で対応可能」という意見と、「衆議院もしっかりと腰を据えてできるよう変えるべき」という意見で、分かれています。


星浩さん:
衆議院選挙のときは参議院の緊急集会という条項があるのですが、衆議院も本当は4年の任期を全うすべきで、選挙を頻繁にやらなければ、実際のところ緊急条項というのは、あまり必要性はないです。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年


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