京都府で小学6年生の行方が分からなくなってから、半月が経過しました。警察は7日、学校から離れた児童の自宅近くの山の中を集中的に捜索。警察がこの場所で大がかりな捜索を行うのは初めてとみられています。
【写真で見る】大規模捜索 “別荘地エリア”だという小6男児の自宅周辺の様子
60人態勢で自宅周辺の山を捜索 京都小6行方不明
喜入友浩キャスター
「午前9時半です。安達さんの家の近くの山の中で捜索が行われているということです。報道陣も多く集まっていますが、規制線が敷かれています。(規制線の)奥で捜索が行われているものとみられます。上空にはヘリコプターも飛んでいる状況です」
上空から撮影すると、木々が生い茂った山の中に警察車両が停まり、付近を警察関係者が歩く姿が確認できました。
京都府南丹市の小学6年生・安達結希さん(11)が行方不明になって半月。
警察は7日朝から安達さんの自宅周辺の山を、約60人態勢で集中的に捜索しました。
喜入キャスター
「捜査員が山の奥へと歩いて向かっていきます。奥へと続く一本道です。3名がかたまって奥の方へと歩いていきます」
「右手にスコップのような、棒のようなものを持っています」
3月23日、父親が車で学校のそばまで送り届けたのを最後に、行方が分からなくなっている安達さん。
これまでに警察など、のべ約1100人が捜索にあたってきました。その範囲は、安達さんの通学かばんが見つかった山の中や付近の池。小学校の南側にある池など、広範囲に及んでいます。
さらに6日は、小学校とかばんが発見された場所の中間あたりに位置する山を捜索。そして7日、集中的に捜索が行われたのが、小学校から約10キロ離れたエリアです。
安達さんの自宅周辺のエリアは、どのような場所なのでしょうか。
“ゴーストタウンのよう”安達さんの自宅周辺エリアを大規模捜
記者
「安達さんの自宅は山道をのぼってきたところにありますが、周辺の住宅には、ほとんど人気がありません」
付近に立ち並ぶのは、ログハウスのような住宅。近隣住民によると、別荘が連なるエリアだといいます。
近隣住民
「週末だけ来る人がほとんどで、住んでいる人は2割くらい。空き家が多い」
――常に人は住んでいない?
毎年釣りに来る人
「何と言うかゴーストタウンみたいな。もうほとんどいない、人は。動物の方が多いのでは」
人通りのない山の中に規制線を張って行われた集中的な捜索。警察がこの場所で、ここまで大規模な捜索を行うのは、7日が初めてだとみられています。
――いつくらいから警察は来ているのか?
近隣住民
「行方不明になった、あくる日から来ていた」
――警察は毎日見ている?
「毎日ほとんど見ている。ここ最近また増えた。一時、間が空いて」
――規制線がはられるような大規模な捜索は?
「それはなかった」
別の住民も7日の捜索は「普段と違った」と話します。
――捜索は朝何時くらいから?
別の近隣住民
「朝6時半ごろから車の音がした。車が多いからびっくりして、音がするから。それまでまさかこんなにとは思ってなかった」
行方不明2日後にも捜索 消防団員は当時“違和感”も
また、安達さんが行方不明になった2日後、このあたりを捜索したという消防団員は…
――何人くらいでどんな捜索だったか?
自宅周辺を捜索した消防団員
「おそらく200人くらい。ほとんどの消防団が一斉に集まり、(山に)登っていく感じ」
「僕らも滅多に行く場所ではないので、どこまで入って良いかと。空き家なら窓から覗き込んで見るとか、結構そういう感じ。慣れていない場所での捜索は結構大変な感じだった」
当時、この場所を捜索をすることには“違和感”もあったと話します。
自宅周辺を捜索した消防団員
「(学校から)自宅まで歩いて戻れる距離ではないので、この辺には(安達さんは)いないのではというような感じで捜していた」
――学校から自分の足で帰るには遠い?
「遠すぎると思います。大人でも歩いて帰るとなると相当な時間がかかると思う。(安達さんがいるとは)ちょっと考えにくい中での捜索だった」
地元の人が“考えにくい”と話す場所で行われた警察の大規模捜索。捜索に至る、“何らかのきっかけ”があったのでしょうか。
元京都府警捜査一課長「有力な情報が入った可能性が高い」
元京都府警捜査一課長の樋口さんは…
元京都府警捜査一課長 樋口文和さん
「ひとつ考えられるのは、有力な情報が入った可能性、確度が高い。いろんな聞き込み、それから有力情報をもとに、こういった形の捜索という形になった可能性はあると思う」
喜入キャスター(7日午後2時すぎ)
「動きが慌ただしくなってきました。規制線の中から車両が立て続けに3台出てきます」
付近では午後5時前に規制線が外されるまで、約10時間にわたって捜索が続けられました。
7日も有力な手がかりは見つからなかったということですが、樋口さんは、7日の捜索態勢の拡大は、警察の強い姿勢の表れだと指摘します。
元京都府警捜査一課長 樋口文和さん
「(捜査員が)20人以上、今日みたいに増えるということは、やはり何か今日発見する姿勢というか、数によって何とか発見したいということが強く表れている」
8日、安達さんが通う園部小学校では始業式が行われます。
安達さんは、身長134.5cmのやせ型で、ベージュのズボンに灰色のトレーナーを着ていたということです。
「何らかの物的証拠が出た可能性も」初の“大規模捜索”で進展は?
小川彩佳キャスター:
ここまで大規模な捜索は、7日が初めてということですが、警察は“有力な情報”を掴んだのでしょうか。
喜入友浩キャスター:
7日に規制線が張られていた場所の中に入りました。
捜索が行われたエリアを夜に歩いてみると、本当に静かで暗いです。人通りは1日を通してまったくと言っていいほどありません。
ただ、このあたりはこれまでも捜索が行われたエリアです。行方不明の2日後には、消防団が200人態勢で捜索をしたということです。取材をすると、「警察に物置の中を調べられた」と話す住民もいました。
そうしたなか、ここ2~3日で警察の数が増えたといいます。
そして7日、捜索が行われましたが、中に鑑識の車が入る様子が確認できました。
元京都府警捜査一課長の樋口さんによると、鑑識が入ったということは「何らかの物的証拠が出た可能性も否定できない」ということです。
また、捜索の仕方も変化しているとみられ、地元の消防団によると、当初は落ち葉の表面を重点的に広く捜索していたそうですが、7日は警察官が棒のようなものを持って地面をつつきながら進む様子が確認できました。
ただ、警察は「有力な手掛かりは見つからなかった」としています。
警察は情報提供を求めています。
【南丹警察署 生活安全課】
(0771)62-0110
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