
今年1月、東京・上野の路上で現金4億円あまりが奪われた強盗事件で、警視庁は指示役とみられる暴力団組員の男などあわせて7人を逮捕しました。
事後強盗の疑いで逮捕されたのは、▼住居不詳の指定暴力団・六代目山口組四代目弘道会傘下組織幹部 狩野仁琉容疑者(21)、▼住居・職業不詳 小池恒児容疑者(47)、▼千葉県茂原市・職業不詳 村田亜怜容疑者(27)、▼千葉県九十九里町の指定暴力団・住吉会傘下組織幹部 伊藤雄飛容疑者(27)、▼千葉県一宮町・職業不詳 池田大樹容疑者(34)、▼東京・板橋区の指定暴力団・極東会傘下組織幹部 福原健光容疑者(48)、▼東京台東区・職業不詳 池田裕介容疑者(33)です。
7人は共謀し、今年1月29日午後9時半すぎ、台東区東上野の路上で現金およそ4億2300万円が入ったスーツケース3個を奪い、43歳の男性に催涙スプレーをかけた疑いが持たれています。
防犯カメラの捜査などから、▼狩野容疑者ら2人が「指示役」とみられ、▼現金を奪う「実行役」の伊藤容疑者ら3人と▼「犯行車両の調達役」の福原容疑者ら2人とともに犯行に及んだとみられています。
警視庁によりますと、「実行役」の伊藤容疑者ら3人は事件のおよそ1時間半前、午後8時ごろに板橋区にある東武線のときわ台駅近くの公園で「指示役」とみられる狩野容疑者ら2人と合流し、車で上野の事件現場へ向かったということです。
そして「実行役」3人が、両替商などを営む日本人ら男女7人のグループを襲い、現金入りのスーツケースを奪った後、43歳の男性にスプレーをかけて青い軽乗用車で逃走したということです。
その後、軽乗用車を乗り捨て暴力団関係者名義の別のワゴン車に乗り換えた後、千葉県市川市で高速道路を降り、茨城県古河市、栃木県小山市の順に移動して翌30日には埼玉県川口市に入り逃走を続けていました。
ワゴン車は今も見つかっていないということです。
警視庁は7人を逮捕すると共にきょう(14日)関係先十数か所を家宅捜索していて、これまでに現金あわせて2750万円などを押収しているということです。
残る4億円近い現金の行方はまだ分かっていません。
一方、上野の事件のおよそ2時間半後には羽田空港でも1億9000万円が奪われそうになる事件があり、犯人は現在も逃走を続けています。
警視庁は、7人が現金運搬に関わる情報をどう入手したかを調べるとともに、羽田空港の強盗未遂事件についても関連を調べています。
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