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「議場で自撮りNG」自民・歴史的圧勝も…66人の新人に“厳しい”研修のワケ 麻生派入り“多数”なぜ?【Nスタ解説】

国内
2026-02-18 22:49

衆院選に当選した議員らが18日、初登院となりました。


【写真で見る】「行ってみたいですよ、料亭に」 軽率な言動で批判…新人議員時代の杉村太蔵氏(2005年)


今回、歴史的圧勝となった自民党から当選した316人の自民党議員のうち、66人は新人議員。彼らは晴れやかながらも緊張した面持ちでした。その理由とは?


「SNSに関する注意」など…自民党新人研修の内容が明らかに

高柳光希キャスター:
自民党では新人議員66人を対象にした教育研修会が開催されました。
冒頭の撮影を除いて、メディアには非公開という形がとられたのですが、新人議員への取材で、研修会の内容がわかってきました。


【新人議員へ配られたもの】
▼「わが党の基本方針」(自民党の成り立ちや理念が書かれた冊子)
▼「党則」(運営の指針)
▼衆院選の公約などがまとめられたもの(高市総理が表紙)


これらの配布物は、改めて自民党への理解を深めてほしいという思いの表れなのかもしれません。


研修の内容について、自民党幹部からレクチャーがあったのは以下のようなものだといいます。


【自民党新人研修 内容は?】
▼自民党議員としての心構え
▼国会と地元活動のバランス
▼SNSに関する注意
▼広報・情報収集のあり方
▼メディア対応について など


「ちょっと失礼じゃないか」その場で新人に注意も

TBS報道局政治部 原田真衣 記者:
今回は「SNSに関する注意」について、強く発言があったということです。


具体的には、▼本会議場での自撮り・配信NG、▼人によっては、過去の投稿などを場合によっては削除を促すような指導があったといいます。

ある自民党のベテラン議員からは「わざとSNSでの炎上を狙う議員がいないか心配」だというような発言がありました。


参加した新人議員を見て印象的だったのは、研修前も研修後も、非常に緊張の面持ちだったことです。


ある参加者に聞いたところ、新人議員が幹部に質問をしたときの態度を巡って、幹部が「ちょっと失礼じゃないか」とその場で注意する場面があったそうです。

研修会全体として、非常に手厳しい激励があったということです。


「当選を予期していなかった人も」ベテランからは心配の声

高柳キャスター:
ピシッと締まるような場面もあったということですが、研修内容もかなり細かいですね。


TBS報道局政治部 原田真衣 記者:
非常に具体的で、手取り足取り指導しており「不安が大きい」ということを感じます。


新人議員研修の筆頭メンバーである自民党中央政治大学院・齋藤健学院長代行は「皆さんの努力もあるが、高市総理の力によるところが大きい」「1人も欠けることなく、次の選挙で勝ち上がれるよう、我々幹部も努力していきたい」と発言しています。


小泉政権時代には、大量当選のあと新人議員の発言などが政権情勢に直結していくこともありました。

ある自民党のベテラン議員は「今回、当選を予期していなかった人も入ってきている」とも話します。ことさら国会議員としての自覚を持ってもらうように、みんなで脇を締めているというところです。


井上貴博キャスター:
永田町の常識を教える一方で、新人議員だからこそ「永田町の常識はわからない」という感覚も大切にしてほしいとも思います。


実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸さん:
「永田町に染まってきた」というのも嫌ですし、新しい風が吹き込むのは個人的にはとても楽しみです。

自民党以外でも、新しく議員を何十人も送り込んだ党もあると思うので、民意がどんどん反映されるなど、形が変わっていくことはすごく好ましいなと思います。


派閥がない不安…「麻生派に入りたい」新人議員多数

高柳キャスター:
今回は新人議員が多いため取り沙汰されているところもありますが、自民党内の新人教育自体は以前からやっているもので、今回始まったものではありません。


ただ、今回は特に新人教育を巡って自民党側から不安を訴えているということもあるようですね。


TBS報道局政治部 原田真衣 記者:
今、「自民党内には派閥がない」というこれまでと大きく違う点があります。


岸谷蘭丸さん:
ニュースでやっていたというくらいのイメージです。


ただ、自民党の若い人たちからは、派閥がないため、「しっかり教えてくれる部活・ゼミのようなものがない」「誰に聞いたらいいかわかりづらい」といった話を聞いたことがあります。


TBS報道局政治部 原田真衣 記者:
これまで自民党には、▼旧安倍派、▼旧茂木派、▼旧岸田派、▼旧二階派、▼旧森山派、▼麻生派という6つの派閥がありましたが、“政治とカネ”の問題を受けて、麻生派を除く5つの派閥が解散しました。


政治とカネの問題など、派閥が生んだ功罪はありますが、これまで派閥には、新人教育などの重要な役割を果たしてきた面があります。


今も麻生派は、毎週木曜日にお昼の「定例会」を続けています。同じ釜の飯を食べながら、今の国会がどうなっているかという細かい報告がなされていて、新人議員を含む多くの議員にとって、党の方向性や国会運営のあり方全般を把握できる場になっているのです。

現役の麻生派の議員によると、今回は他の派閥がないなかで「麻生派に入りたい」という新人が多数いるということです。


高柳キャスター:
衆院選の公示前、麻生派の人数は鈴木俊一幹事長や河野太郎元デジタル大臣など47人でした。


そこに入会を表明しているのが、最年少の26歳で当選を果たした村木汀衆院議員です。

ほかにも新たに10人ほどが入会予定といわれており、派閥の存在が再び求められる可能性もあるということです。今後、派閥はどうなっていくのでしょうか。


今後「派閥」はどうなっていく?

TBS報道局政治部 原田真衣 記者:
鈴木幹事長は「今後、派閥復活を促すことはできない」と発言しています。


そのなかで、自民党内では「勉強会」のような緩やかなグループでまとまろうという動きもあります。


村木衆院議員をはじめ、今回新たに10人ほどの新人議員が入れば、麻生派は結果的に60人超のグループになると思います。新人議員は細かく指導を受けていると思いますが、せっかく得た議席なので、永田町に新たな風を吹かせてほしいです。


井上キャスター:
個人的には派閥自体が悪だとは思いません。それよりもお金の流れを透明化してほしいです。トップが高市総理になっただけで、自民党の組織は変わっていないと感じます。


岸谷蘭丸さん:
選挙で大勝しているものの、トップが少し変わったくらいでメンバーはあまり変わっていないと思います。


ただ、私も派閥自体が悪だとは思いません。もし新人議員なら、絶対に誰かに教えてほしいですし、ランチ会などを開催してほしいです。透明性と組織性を両立できるとすごくいいと思います。


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<プロフィール>
原田真衣
TBS報道局政治部
宮城・石巻出身
自民・幹事長番、麻生派など担当

岸谷蘭丸さん
イタリア・ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立 教育・多様性などを発信


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