
連日空気が乾燥して、手や唇がカサカサ。
なんとなく保湿ケアをしていませんか?
ハンドクリームやリップの塗り方、髪の乾かし方まで、“数字で学ぶ保湿術”を、皮膚科専門医と、美のスペシャリストに教わります。
【写真を見る】「1FTU」って何?数字で学ぶ「保湿術」 ボディクリームは“塗りこまない” 体・顔・髪の洗う順番は?【ひるおび】
年齢と季節 「皮脂」の減少で肌トラブルが・・・
資生堂トップビューティースペシャリストの角谷智恵氏によると、
50代女性は20代と比べて皮脂の分泌量が『約60%』に低下します。
男性は20代から60代であまり変化はありませんが、女性は年齢とともに皮脂の分泌量が減少します。
また今の時期のエアコンによる湿度低下、お風呂に入ってゴシゴシ洗うといった誤ったスキンケアも乾燥の元。
乾燥肌が進むと、ひび割れ、出血、激しいかゆみなど肌トラブルに繋がってしまいます。
皮膚科専門医 玉城有紀氏:
皮脂は、お肌の乾燥を保護するための天然の保湿クリームみたいなイメージです。失われるとバリア機能が低下してしまって、特に2月は外気が乾燥していますし、皮脂の分泌も下がっているのでダブルパンチみたいな感じになってしまいます。
ハンドクリームは『1FTU』を意識
そんな中、大切なのが保湿ケア。
『1FTU(ワンフィンガーチップユニット)』は、保湿剤の塗布量の目安となる単位で、人差し指の先から第1関節まで押し出した量(約0.5g)を指します。
この量が、大人の手のひら2枚分の面積に塗るのに適しています。
塗る回数は1日2回。乾燥肌がひどい場合には塗る回数を増やし、改善しても1週間くらい長めに塗るようにしてください。
玉城有紀医師:
つける量はすごく大事で、1回0.5g、朝晩使うと1日1gなくなるので、30g入りだったら1か月に1本なくなる感じになります。
また、保湿クリームは肌質に合うもの、お悩みに合った種類を選ぶことが大切です。
≪おすすめ成分≫
乾燥・角化・ごわつき➡尿素入りで角質を柔らかく
あかぎれ➡ビタミンE入りで炎症を抑え血行を促進
かなりひどい乾燥➡強力な保護としてワセリン
ボディクリームは“塗りこまない”
ボディークリームは、ゴシゴシと塗り込むように塗るのはNG。
皮膚のシワやきめに沿って優しく塗った方が、有効成分が吸収されやすくなります。
例えば腕なら、ひじ⇔手方向にタテに塗るのではなく、ヨコ方向になじませます。
玉城有紀医師:
こすることでよく浸透するとおっしゃる方がいらっしゃるんですけど、そんなことはないです。併せてマッサージをする時は、ゴシゴシしなければ大丈夫です。
玄関や洗面所、キッチンなど生活動線上に乾燥対策グッズを置いておくと、気付いたときにすぐ保湿ケアができます。
特に「トイレ」に置いておくと、手洗いの後だけでなく、普段衣類の中に隠れている足などに塗ることができるのでおすすめだそうです。
リップクリームは『3回〜5回』
リップクリームにも正しい塗り方があります。
横に滑らせて塗りがちですが、唇の筋に添ってタテ塗りか、摩擦を避けるためトントンと置くように塗ります。
1日『3回〜5回』程度が目安です。
玉城有紀医師:
あと最後に「ん、パッ」と口を閉じて開けるのもやらない方がいいです。浸透したように感じられるかもしれないですが、圧がかかりますので塗るだけにしておいていただきたいです。
そもそも唇は常に水分を含んでいますが、皮膚を潤す「皮脂腺」がないため乾燥しやすくなっています。さらに食事やメイクなどで様々な刺激を受けているので、放っておくと症状が悪化してしまいます。
ただ、ターンオーバーの周期は、肌が28日なのに対して唇は3~4日なので、ケアすれば早く治りやすい部位です。
コメンテーター 朝日奈央:
先生、唇の皮が剥け続けているんですけど、対処法とかあるんですか?スクラブとか。
玉城有紀医師:
スクラブではなくて、本当に唇が乾燥してカピカピの方は、弱いステロイドをつけて治します。
体・顔・髪 洗う順番がある!?
資生堂トップビューティースペシャリストの角谷智恵氏によると、
湯船の温度・時間は、美容的には『38℃~39℃』で『10~15分』がベスト。
また、入浴前に、白湯など温かい飲み物を飲むことで血液循環が良くなって新陳代謝が促され、お風呂あがりの化粧品の肌なじみが高まるそうです。
入浴1分後に皮膚の水分量が最も高くなり、そこから急激に下がって行くので、入浴後の保湿は『10分』以内におこなってください。
お風呂で洗う順番は「髪➡体➡顔」
ケアの順番は「顔➡体➡髪」
シャンプーなどの付着物を洗い流すために顔は最後に洗い、乾燥しやすい顔を一番にケアします。
玉城有紀医師:
髪の毛のシャンプーやコンディショナーに界面活性剤がついてるので、それが体につくと良くないので、髪の次に体を洗う。
髪の毛と体を洗っている間に、浴室の水蒸気や蒸気で顔の毛穴が開いて汚れが浮き上がってくるので、最後に顔を洗うと良いです。
玉城医師によると、洗顔の適切な温度は『30℃~33℃』。
体温よりも低く、少し冷たく感じる程度のぬるま湯です。
水圧の刺激があるので、シャワーで泡を流すのはNG。手ですくってすすぎましょう。
髪も乾燥対策! 仕上げに「冷風」で艶キープ
入浴後に髪の毛を乾かすとき、ドライヤーは『10cm』以上離してまんべんなくあてます。
シャンプー後の髪は、キューティクルが開いて傷つきやすい状態になっているので、ダメージを受けるとすぐに水分が抜けてしまいます。
乾きの遅い根本➡毛先の順番で乾かし、温風で乾かすのは『8~9割』まで。
仕上げに冷風をあてることで、キューティクルが閉じて髪に水分が保持され、艶が出てまとまりやすくなります。
(ひるおび 2026年2月6日放送より)
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<プロフィール>
玉城有紀氏
美容や肌トラブルに詳しい皮膚科専門医
二子玉川ファミリー皮ふ科 総院長
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