国内
2026-02-05 14:40
近畿大学は5日、ノドグロの完全養殖に成功したと発表した。
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近畿大学水産研究所(本部:和歌山県白浜町)が、富山実験場(富山県射水市)において、ノドグロの人工種苗より養成した親魚から仔魚を得ることに成功、完全養殖を達成した。「ノドグロの完全養殖達成は世界初の成果であり、令和8年(2026年)2月5日現在、稚魚の飼育期間は122日となっています。今後は、飼育方法や飼育環境、飼料や給餌方法、病気対策など飼育技術全般の開発とその安定化を図り、品種改良による養殖に適した種苗(稚魚)の生産をめざして研究を続けます」と伝えた。
ノドグロは標準和名をアカムツといい、「白身のトロ」と呼ばれる高級魚。近畿大学水産研究所富山実験場では、2015年にノドグロの飼育研究を開始し、16年10月に人工ふ化に成功。そこから完全養殖を目標に人工ふ化稚魚の量産化を目指し、飼育方法の改善に取り組んできた。24年には能登半島地震の影響で、一部が死亡したこともあった。
今回、22年9月に新潟県上越沖で採取した卵から人工ふ化したノドグロ飼育群が3歳魚となったため、これらを親魚として、25年8月から自然成熟と人為的な催熟の両面から採卵を試みたという。
自然成熟群では、雌と成熟した雄を同一水槽で飼育し、自然界の採卵時期である9月に合わせて水温を20℃以上に上げて維持するなどの工夫を行ったところ、産卵は確認されたが、受精には至らなかった。催熟群では、9月下旬から10月上旬にかけて、ホルモン投与によって産卵を促した雌と成熟した雄を同一水槽で飼育することで産卵を試みた。その結果、雌5尾から計7回、約20万個の産卵が確認されたが、受精には至らなかった。
そこで、人工授精を前提とした採卵を実施したところ、ホルモン投与によって産卵を促した雌6尾から計8回、約36万個の卵が得られ、これらの卵に対して人工授精を実施。そして、10月6日に人工ふ化に成功し、完全養殖を達成した。以降、10月10日までに、計4例の人工ふ化に成功し、うち2例について飼育を継続。今後3年程度で成魚となり、次の完全養殖ノドグロを産む親魚に成長する見込みだという。
近畿大学水産研究所の家戸敬太郎所長・教授は「ノドグロの養殖研究では、やっとの思いで卵を採取して人工ふ化までうまくいっても、飼育する過程で全滅してしまうこと繰り返した時期があり、とても苦労しました。人工ふ化したノドグロはほとんどが雄で、雌の比率が3%程度であることから、継続して卵を得るためにも、稚魚の安定飼育法の確立と雌の比率を増やす研究を進めていきます」とコメントした。
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ノドグロは標準和名をアカムツといい、「白身のトロ」と呼ばれる高級魚。近畿大学水産研究所富山実験場では、2015年にノドグロの飼育研究を開始し、16年10月に人工ふ化に成功。そこから完全養殖を目標に人工ふ化稚魚の量産化を目指し、飼育方法の改善に取り組んできた。24年には能登半島地震の影響で、一部が死亡したこともあった。
今回、22年9月に新潟県上越沖で採取した卵から人工ふ化したノドグロ飼育群が3歳魚となったため、これらを親魚として、25年8月から自然成熟と人為的な催熟の両面から採卵を試みたという。
自然成熟群では、雌と成熟した雄を同一水槽で飼育し、自然界の採卵時期である9月に合わせて水温を20℃以上に上げて維持するなどの工夫を行ったところ、産卵は確認されたが、受精には至らなかった。催熟群では、9月下旬から10月上旬にかけて、ホルモン投与によって産卵を促した雌と成熟した雄を同一水槽で飼育することで産卵を試みた。その結果、雌5尾から計7回、約20万個の産卵が確認されたが、受精には至らなかった。
そこで、人工授精を前提とした採卵を実施したところ、ホルモン投与によって産卵を促した雌6尾から計8回、約36万個の卵が得られ、これらの卵に対して人工授精を実施。そして、10月6日に人工ふ化に成功し、完全養殖を達成した。以降、10月10日までに、計4例の人工ふ化に成功し、うち2例について飼育を継続。今後3年程度で成魚となり、次の完全養殖ノドグロを産む親魚に成長する見込みだという。
近畿大学水産研究所の家戸敬太郎所長・教授は「ノドグロの養殖研究では、やっとの思いで卵を採取して人工ふ化までうまくいっても、飼育する過程で全滅してしまうこと繰り返した時期があり、とても苦労しました。人工ふ化したノドグロはほとんどが雄で、雌の比率が3%程度であることから、継続して卵を得るためにも、稚魚の安定飼育法の確立と雌の比率を増やす研究を進めていきます」とコメントした。
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