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【八潮市の道路陥没事故から1年】避難所で出会った妊婦は母に…募る娘への不安 長引く工事で苦しむ周辺住民に絆「八潮が好き」【news23】

国内
2026-01-30 13:15

埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故から1年という月日が流れました。いまも続く、大規模な復旧作業。現場近くに住む人は不自由な生活を強いられていますが、聞こえてきたのは「八潮を守りたい」という思いでした。


【写真を見る】「体は大丈夫なのかなと」自宅のあらゆる金属が腐食…


事故から1年 いまだ住民を悩ませる硫化水素の「臭い」

喜入友浩キャスター
「ちょうど1年前もこちらの屋上から現場を見たのですが、まるで景色が変わってしまっています。元の姿も全く想像ができません」


その場所は、いまだバリケードが敷かれ、日常とはほど遠い光景が広がっていました。


2025年、埼玉県・八潮市で起きた道路の大規模陥没事故。穴に転落したトラックの運転手の男性(74)が下水道管の中に取り残され、犠牲となりました。

いま住民たちは、どのような思いで過ごしているのか。事故直後、避難所で取材をした夫婦に会いに行きました。


事故現場の近くに住む夫婦(2025年1月30日・発生3日目)
「いつ落ち着いて家に帰れるのかなって」
「(Q.お腹の状態は)いま(妊娠)8か月」
「ストレスもあると思うので心配です」


この時、母親のお腹には新たな命が宿っていました。


事故現場の近くに住む夫婦(28日)
「(Q.生まれた瞬間は?)不安が多かったので、無事生まれてくれて喜ばしかった」


しかし、いま新たな不安が…

今回の道路陥没事故。その原因は、下水から出た硫化水素が下水道管を腐食させ、破損させたことでした。

事故後、この硫化水素の「臭い」が住民を悩ませていると言います。


事故現場の近くに住む夫婦
「洗濯物とか外に干したりすると、臭いも付いたりするので」


夫婦が住むのは、現場から約60m。観測されている硫化水素濃度は“人体への害はない”とのことですが…


事故現場の近くに住む夫婦
「娘はどうなんだろうって、やっぱり喋れないからこそ心配ですね」


影響は、他にも…


悩みのタネは“臭い”だけでなく それでも「八潮を守りたい」

夫婦の家の隣に住む木下史江さん(56)。事故後、自宅のあらゆる場所の金属が腐食し錆びていることに気がついたといいます。


現場から70mの場所に住む木下史江さん(56)
「やっぱり体は大丈夫なのかなと、どうしてもそこにつなげて考えてしまう」


今も不安な日々を送る住民。ただ、こんなことも。


事故現場の近くに住む夫婦
「周りの方とコミュニケーションをとれるようになったのは良かった」
「(娘の名前は)『結』ぶに『愛』と書いて結愛(ゆあ)ちゃん。こういう事故があった中でも、周りの方との関わりを大事にして、他の人との愛を結んでいってほしいと思って名づけました」


本格復旧までの見通しは5年から7年。住民たちは、今後もこの地に住み続けます。


現場から70mの場所に住む木下史江さん(56)
「やっぱり私はこの八潮が好きですし、ここを守り抜いて過ごしていきたいという思いが、今は強くなりました」


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