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2026年「歌会始」入選・佳作の24首一覧 お題は「明」

国内
2026-01-14 15:17

きょう、皇室の新年行事「歌会始の儀」が行われました。今年のお題は「明(めい)」で、国内外から14600首の応募がありました。


以下、入選10人と佳作14人の歌です。


【入選】※敬称略


▼石川県 室木正武(81)
大地震(なゐ)に たふれし 明日檜の年輪を 
百までかぞふ 製材前に


▼京都府 中川文和(78)
訪ふたびに 明日は行くと 言ひし子の 
席空きしまま 授業終へたり


▼東京都 八木訓子(73)
夜明け前 この世の息を 吸ひ初めし
みどり児腕(かひな)に 子は父となる


▼茨城県 菅野公子(63)
スクリーンに 明朝体の 文字並び
チョークの音のしない教室


▼青森県 坂本美弦(57)
停電の 長びく夜に 寡黙なる
父が星座に 明るきを知る


▼埼玉県 穐山順子(55)
演劇部 照明係の 娘が照らす
舞台のベンチを カメラに収む


▼新潟県 鈴木好行(52)
静かなり 一夜で変はる 北の町
障子戸越しの 雪明りかな


▼石川県 和田実希(37)
せがまれし 地雷処理車の 説明に
ながくなるよと 前置きをせり


▼神奈川県 新堀笙子(18)
真つ青な 栞紐あり 文明は
川より生まれ 出づるをおもふ


▼新潟県 本間優大(17)
明礬(みやうばん)の 再結晶の 実験は 
君への恋を 形にしてる


【佳作】※敬称略


▼山梨県 渡邉良臣(86)
雪山の 朝の北岳 間の岳
農鳥岳の 放つ明るさ


▼福島県 逸見征勝(86)
退院に あらず転医の 道すがら
「空がきれい」と 妻は明るし


▼大阪府 久保茂樹(72)
茜から 藍へ移れる つかのまの
波照間島に 明けのしづけさ


▼宮城県 渡邊和廣(68)
降るやうな 星空の下 ひたすらに
夜明けを待ちし 三・一一


▼兵庫県 木内美由紀(63)
明太子 パスタをゆつくり 巻きながら
職退く思ひ なほ揺らぎつつ


▼東京都 佐川智子(62)
大屋根に 上りて見遣る 万博は
国々の名の 灯りて明かし


▼京都府 中松裕(61)
赤ちやんが 泣くと 周りの乗客は
やさしい透明 人間になる


▼大阪府 花塚貴子(53)
祈りとは 夜明けをひとり 待つことに 
どこか似てゐて あなたを思ふ


▼新潟県 石井涼(18)
七台の クレーン車並ぶ 渋谷駅
今日と明日の 間違ひ探し


▼新潟県 稲田雅(18)
天井の 照明の位置 目印に
背泳ぎ選手は 速さを競ふ


▼新潟県 吉野くるみ(17)
点灯夫 街に明かりを ともしてた
明治時代の 仕事を学ぶ


▼千葉県 有賀優希(16)
数学の 先生と目が あつたとき
明暗わかる テストの点数


▼愛媛県 吉成麻那(14)
「せんぱい!」と 明るく手を振る 後輩に 
はにかんでしまふ 春の放課後


▼愛媛県 梶野晴(14)
八〇年前 ずつと小さい女の子
この子に明日は 来なかつたんだ


宮内庁は、2027年「歌会始」のお題を「旅」と発表しました。入選作品は2027年「歌会始」当日に、両陛下や皇族方の前で詠み上げられます。


【応募概要】
お題の漢字を盛り込んだ自作の短歌を1人1首応募できます。郵送で受け付け、9月30日の消印まで有効。習字用の半紙を横長に使用し、右半分に題と歌、左半分に郵便番号、住所、電話番号、氏名(本名・ふりがな付)、生年月日、職業を全て毛筆で縦書き。海外から応募の場合は、半紙サイズの紙で、毛筆でなくても可能。病気などで自筆が困難な場合は、代筆やパソコンなどを用いた印字でも応募でき、別紙でその理由や代筆者の住所・氏名を添えます。視覚障害のある人は、点字でも応募できます。宛先には「〒100-8111宮内庁」と書き、封筒に「詠進歌」と記して発送します。


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