
きょう、皇室の新年行事「歌会始の儀」が行われました。
【写真を見る】【速報】2026年「歌会始」 初出席・悠仁さまはトンボの歌詠む 皇室12人の全歌一覧 お題は「明」 天皇陛下は元日の星空を歌に寄せ
今年のお題は「明(めい)」で、応募で集まった1万4600首のうち入選した10首のあと、両陛下と皇族方の歌が詠み上げられました。秋篠宮家の長男・悠仁さまの出席は、今回が初めてです。
以下、皇室の方々の歌と背景です。
▼天皇陛下
天空に かがやく明星 眺めつつ
新たなる年の 平安祈る
陛下は毎年、元日の夜明け前から宮中で「四方拝」「歳旦祭」などの神事にのぞまれています。皇居・賢所の回廊から空を見上げた際、ひときわ輝く金星が美しかったということです。その時の感動と、穏やかな一年を祈る気持ちを歌にこめられました。
▼皇后さま
メダル掛け 笑顔明るき 選手らに
手話で伝へる 祝ひのことば
去年11月、両陛下と愛子さまは日本初開催となった「デフリンピック」の水泳競技会場を訪問。観戦に先立ち、日本語の手話や国際手話を学び、試合後には選手らに「おめでとう」などと手話で伝えられました。皇后さまは、障害の有無にかかわらず互いを尊重しあえる社会を願っていて、デフリンピックでの経験とその思いを詠まれました。
▼秋篠宮さま
夜明け前 一番鶏の 鳴く声に
アンルーナイの 一日始まる
秋篠宮さまは、赤色野鶏の調査のためにタイのアンルーナイ野生動物保護区を訪れ、一夜を過ごした時のことを歌に寄せられました。夜明けの30分ほど前に鶏の鳴く声が聞こえ、「正確な時間に鳴くものだと改めて感じられた」という思いを詠まれました。
▼秋篠宮妃紀子さま
雨降れば 部屋で工作 紙芝居
「あそびのひろば」は 明るい広場
紀子さまはこれまで、東日本大震災で被災した福島の子どもたちの心のケアをサポートする活動に携わってこられました。活動当日は雨だったため、子どもたちと屋内で紙芝居などで楽しんだということで、そのひとときが明るい時間になったことを詠まれました。
▼愛子さま
日本語を 学ぶラオスの 子どもらの
明るき声は 教室に満つ
愛子さまは去年11月、初の海外公式訪問として東南アジアのラオスを訪ね、若い世代と交流を重ねられました。現地の「ビエンチャン中高一貫校」では、ラオスの中高生が日本の伝統文化である福笑いに親しむ様子などを見て、とても嬉しく思われたといいます。
▼佳子さま
ブラジルと 日本で会った 子どもらの
明るい未来 幸せ願ふ
佳子さまは去年6月、外交関係樹立130周年にあたりブラジルを公式訪問。8都市をまわって子どもたちと交流を深めたほか、12月には日本国内でも「関西ブラジル人コミュニティCBK」などを訪ね、南米にルーツのある子どもたちとゲームなどをして楽しまれました。佳子さまは、ブラジルから訪日した学生とご一家で毎年交流していて、ブラジルとの絆を長く大切にされています。
▼悠仁さま
薄明かり 黄昏とんぼは 橋のうへ
青くつきりと 俊敏に飛ぶ
今回が初出席となった悠仁さまは、大好きなトンボを題材に選ばれました。場面は、夏の黄昏時、赤坂御用地の橋の上を飛ぶトンボを目にした時のこと。薄明かりの中で、青色の模様がはっきりと見え、それがマルタンヤンマだと分かったといいます。高く飛ぶ習性のこのトンボを間近で見られて嬉しかった気持ちや、鮮やかな青色と夕方の空とのコントラストを歌に込められました。
▼常陸宮妃華子さま
夕暮れて 富士登山する 人多く
列なす明り うごきゆく見ゆ
お住まいでテレビを見ていた際、夕暮れ時の富士山の映像が流れてきてそれが綺麗だったことから、歌を寄せられました。
▼寛仁親王妃信子さま
江戸川に 打ち上げられし 満開の
花火明るし 笑顔眩しき
信子さまは、去年8月、「第50回江戸川区花火大会」に招待を受けて出席。河川敷から見えた美しい花火と、それに感動する人々の表情を詠まれました。
▼彬子さま
祖父宮(おほぢみや)の 語りたまひし 異国(とつくに)の
砂の文明 間近に迫る
彬子さまは去年10~11月、エジプトを初訪問。祖父母の三笠宮さまと百合子さまがちょうど50年前に訪問されていました。三笠宮さまから聞いていた古代エジプト文明の話は「自分とは関わりが無い遠い世界」と思っていたところ、実際に間近で見て、現実のものとして胸に迫ってきたということです。その時の気持ちを歌に込められました。
▼高円宮妃久子さま
佐渡島 ほのぼの白く 明けゆきて
餌場に朱鷺の 舞ひ降りきたり
新潟の佐渡島にて、朱鷺(とき)が明け方に餌場である田んぼに舞い降りる様子を詠まれました。
▼承子さま
参道を 明るく照らす 望の月
見返ればはるか 茜さす富士
埼玉の北越谷駅から見た夕焼けに染まる富士山と、その反対に浮かんでいたスーパームーンが、ともに綺麗だったことからこの歌を詠まれました。
◆◆◆
一般応募からは10首が入選しました。選ばれた人の最年長は81歳、最年少は17歳です。また、2027年「歌会始」のお題は「旅」と発表されました。一般からもオリジナルの歌を受け付けていて、毛筆で縦書きしたものを宮内庁宛に郵送する方式です。入選した作品は2027年「歌会始」当日に両陛下や皇族方の前で詠み上げられます。
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