警察庁はきょう、警察官がライフル銃を使用してクマの駆除ができるよう、国家公安委員会規則を改正しました。来週13日に施行されます。
今年度、クマに襲われて亡くなった人はきのうまでに13人に上り、すでに過去最多だった2023年度の2倍以上となり、被害は深刻化しています。
警察庁は今週、クマの被害が大きい岩手県と秋田県に担当者を派遣し、自治体のニーズや現状などを調査。聞き取りの結果を踏まえ、警察庁はきょう、ハイジャックの対処などに限定していたライフル銃の使用対象を広げ、警察官がライフル銃でクマの駆除ができるよう国家公安委員会規則を改正しました。
警察庁 楠芳伸 長官
「本日11月6日から、特に被害の大きい岩手県および秋田県に他の都道府県警察から交代で応援部隊を派遣することといたしております。11月13日にはクマの駆除を開始できる体制を構築したいというふうに考えております」
警察庁はきょう、岩手県と秋田県に他の都道府県警の銃器対策部隊を派遣。運用開始の13日までにクマの習性や急所に関する知識の習得に努めるほか、クマの駆除を念頭に置いたライフル銃の射撃訓練などを実施するということです。
施行後は、岩手県と秋田県にそれぞれ、▼スナイパー2人、▼現場指揮官、▼自治体との調整役のあわせて4人のチームを2組ずつ配置し、緊急銃猟が間に合わない場合などには警察官職務執行法に基づいてクマの駆除にあたります。
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