猛暑が終わり「蚊」が活発になっていますが、ダニについても注意が必要だといいます。その対策を専門家にききました。
9月に最も増加する“ダニダスト”
井上貴博キャスター:
この時期、“蚊”以外に注意していただきたいのが、「寝具のダニの死がいなどの量」が増えていくことです。1年間で見ると、9月に突出して増えています。
ダニの死骸やフンなどの“ダニダスト”は、吸い込むことで、ぜん息やアレルギー性鼻炎・皮膚炎などのアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。
なぜ9月に増えるのでしょうか。
東京アレルギー・呼吸器疾患研究所の白井秀治氏は「ダニは梅雨から夏にかけて増える。蓄積した死がいとフンが最も多くなるのが9月」だといいます。
ダニの寿命は3か月ほどだと言われているので、6~8月の暑い時期に一気に増え、その増えたダニが死ぬのが9月の時期というわけです。
日常の中に潜んでいるダニ 特殊な光を当てると…
井上キャスター:
ダニが好きな場所といえば“布団”です。布団のように、暗くて、潜り込みやすい、湿度が高いところにはダニが多くいます。
ダイソンが発表した映像です。寝室の布団に特殊な光を当てると、ダニが舞っているのが見えます。布団を手で叩くと、さらにダニが舞います。
映像の部屋はとても不潔な部屋というわけではありません。ごく普通に生活している環境下でも、これほどのダニがいるということです。
当然、就寝時は鼻と口が、布団と近い距離にあるのでダニなどが容易に体内に入ってくるわけです。
出水麻衣キャスター:
体内にはすでに入っているということですね。
井上キャスター:
ある程度、お付き合いしていかなければならないですね。
殺すだけではダメ?2つの「ダニ対策」
井上キャスター:
ダニ対策としては「死滅させる方法」と「除去する方法」があります。
▼死滅させる
乾燥機などで、55℃以上を30分以上、実施しなければなりません。
一方で、天日干しは、内部まで高温にすることは難しいので不十分です。叩くのも良くないと言われていますので、乾燥機などをお使いください。
▼除去する
殺すだけではダメです。殺したダニを取り除くために、吸引力の高い掃除機などで、週1回以上はダニ対策を行ってください。
ダニは湿度が高いのが大好きなので、掃除をする際には除湿などをして、湿度を下げてから行うのも効果的だと言われています。
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