北海道・知床半島の羅臼岳でクマに襲われた男性の遺体が山中で見つかりました。
登山道の茂みに引きずり込まれ…クマの習性か
記者
「担架に乗せられた人でしょうか。今、道警のヘリに吊り上げられています 」
北海道・知床半島の羅臼岳でクマに襲われた男性の遺体が、山中で見つかりました。警察によりますと、遺体は東京に住む曽田圭亮さん(26)だということです。
曽田さんは14日午前、友人と2人で登山をしていたところクマに襲われ、行方不明となっていました。
北海道ではヒグマによる被害が相次いでいて、羅臼岳でも登山者に近づくヒグマが度々目撃されていました。
当時、曽田さんの友人は、突然、自分の名前を叫ばれたため駆け寄ったところ、曽田さんがクマに襲われ抵抗しているところを目撃。そのまま登山道のわきの茂みに引きずり込まれ、その際、両足の太もも付近からかなりの出血があったということです。
専門家によると、クマは獲物を横取りされないよう藪の中に隠す習性があるといいます。
友人は通報したあと、ほかの登山者らと避難し、救助されたということです。
救助された別の登山者
「前から叫び声が聞こえて、急ぎ足で行ったら『クマに襲われました』と」
15日朝、警察や猟友会が警察犬やドローンも使って捜索したところ、曽田さんが襲われた場所から数十メートル離れた山中で▼名前入りのカードが入った財布や▼催涙スプレー、▼腕時計などが見つかりました。
また、血が付いて破れたシャツも見つかっていて、付近には引きずられたような跡があったということです。
そして15日、現場周辺で親子のクマ3頭が見つかり、駆除されました。警察などは駆除されたクマが曽田さんを襲ったクマかを調べる方針です。
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