
おととし、川崎市の多摩川沿いでスーツケースの中から男性の遺体が見つかり、元交際相手の女ら5人が逮捕された事件の裁判員裁判で、検察側は女の父親ら2人に懲役16年と18年を求刑しました。
この事件はおととし12月、川崎市の多摩川沿いでスーツケースの中から、インターネットで動画配信などをしていた原唯之さん(46)が遺体で見つかったもので、元交際相手の女と家族らあわせて5人が殺人や死体遺棄などの罪に問われています。
このうち、女の父親の西高昌浩被告(54)と当時の交際相手の岩城周平被告(40)は初公判で起訴内容を認め、弁護側は、原さんが動画配信で女や家族を誹謗中傷し、「『殺害しなければ女が自殺してしまう』と考えた」と主張しています。
きょう横浜地裁で開かれた裁判員裁判で、検察側は「被害者が配信で非難したことなどに一方的に怒りを募らせ、腹いせのために殺害しようと考えた」と指摘。西高被告に懲役16年、岩城被告に懲役18年を求刑しました。
一方、弁護側は「犯行に積極的ではなかった」「被害者の落ち度は軽んぜられるべきではなく考慮されるべき」などとして、西高被告には懲役11年が、岩城被告には懲役9年から12年が相当と主張しました。
判決は今月11日に言い渡されます。
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