
おととし、川崎市の多摩川沿いでスーツケースの中から男性の遺体が見つかり、元交際相手の女とその家族ら5人が逮捕された事件の裁判。元交際相手の女の父親らが初公判で起訴内容を認めました。
この事件はおととし12月、川崎市の多摩川沿いでスーツケースの中から、動画配信などをしていた原唯之さん(46)が遺体で見つかったものです。
この事件では元交際相手の西高舞被告(33)や父親の昌浩被告(54)、当時の舞被告の交際相手の岩城周平被告(40)ら5人が殺人や死体遺棄などの罪に問われています。
きょうの初公判で昌浩被告と岩城被告は「おおむねその通りです」などと起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「被害者に睡眠剤入りのコーヒー飲料を飲ませ、昌浩被告が結束バンドで首を絞めた。岩城被告がウェットスーツを着て遺体の入ったスーツケースを川に沈めた」などと指摘しました。
一方、弁護側は「被害者と舞被告の間にトラブルがあった。昌浩被告は舞被告と岩城被告から殺害を持ちかけられ、避けるよう何度も説得したが『殺害しなければ舞被告が自殺してしまう』と考えた。岩城被告は舞被告から『被害者に性的な写真を撮られた。配信でばらまかれるかもしれない』と聞き、守らなければという思いがあった」と主張しました。
判決は7月11日に言い渡される予定です。
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