E START

E START トップページ > 国内 > ニュース > 日大パワハラ裁判、元副学長が敗訴も「不当判決」と控訴の意向 学生からは安堵の声も

日大パワハラ裁判、元副学長が敗訴も「不当判決」と控訴の意向 学生からは安堵の声も

国内
2025-05-09 20:22

日本大学アメフト部での薬物事件への対応をめぐり、元副学長が林真理子理事長から辞任を強要されるなど、パワハラを受けたとして賠償を求めた裁判で、東京地裁は元副学長の訴えを退けました。


【写真を見る】「どうしても注目されてしまう」在学生から安堵の声


林理事長VS沢田元副学長 パワハラを巡り1000万円の損害賠償

「新しい日大」を掲げて2022年に就任した、林真理子理事長。
その1年後に起きたのが、「アメフト部の薬物事件」です。

ただ、このとき…


日本大学 林真理子 理事長(2023年8月)
「一部のマスコミで報道されている、違法な薬物が見つかったとか、そういったことは一切ございません」


その6日後…


日本大学 林真理子 理事長
「学生が一人逮捕されました」


薬物の疑惑があったにも関わらず、“理事長に報告しなかった”とされたのが、沢田康広元副学長です。


沢田康広 元副学長
「パッと見よく分からない。ただ大麻のカスかもしれないとは思いました」

日本大学 林真理子 理事長
「私の方に上がる事案ではないと、沢田副学長が認識したと思っております」


この会見以降の対応をめぐり、沢田元副学長が林理事長を訴える事態に。


沢田元副学長側(訴状より)
「全ての責任が沢田副学長にあるかのような印象操作をされた」


会議への出席を禁じられ、辞任を強要されるなどの「パワハラを受けた」として、1000万円の損害賠償を求めていました。

林理事長のパワハラは認められたのでしょうか。


「パワハラにはあたらない」と棄却 副学長は控訴する意向

5月9日、東京地裁は、林理事長の言動について「パワハラにはあたらない」と判断し、訴えを退けました。


原告の沢田元副学長は「ルールを全く無視した不当な判決」とした上で、「気に入らない人間を自由に排除できる、不当な結論になります」と、「控訴」する意向を示しました。

判決に、日大の学生は…


日本大学 2年生
「(パワハラが)認められなくて良かったかなと思います。これ以上問題を増やしたくないというか」

日本大学 2年生
「他の大学で問題があったとしても『日本大学で問題があった』という方が、どうしても注目されてしまう。今そういう立場にあるので」

日本大学 3年生
「少なくとも一旦決着がついたっていう意味では、個人的にはちょっと安心するというか、嬉しい気分ではいます。(林理事長が)新しく日大をやっていくって言うんだったら、頑張ってほしいと思います」


スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
「水道水がおいしい都道府県」全国1位は?“蛇口からミネラルウォーター”の地域も【ひるおび】
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ