新年度予算案をめぐり、自民党の小野寺政調会長は22日、「少数与党は薄氷を踏む思いで積み上げてきた」と述べた上で、政府に対して、商品券問題などで「影響を与えないでほしい」と苦言を呈しました。
自民党の小野寺政調会長は22日午後、訪問先の福島市で講演しました。
そのなかで小野寺氏は、新年度予算案について「少数与党で年度内成立するのは憲政史上初めてのことで、そのくらい難しいことを薄氷を踏む思いで積み上げてきた」と強調した上で、政府側に対し、こう苦言を呈しました。
自民党 小野寺五典政調会長
「政府に言いたいんです。高額療養費の問題や、政治資金の問題、商品券の問題。そういうことで、この(少数与党の)難しい状況について影響を与えないでほしい」
一方、アメリカのトランプ大統領が日本に対して自動車を含めて関税をかける認識を示していることについて、「経済予測では、日本の自動車産業が大打撃を受ける」と指摘した上で、予算成立後に、党としても対応を協議していく考えを示しました。
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